ゼミナール講演
日時
平成19年4月20日(金)3限 (13:30 -- 15:00)
場所
L1
講演者
中村 嘉隆
題目
安全な多重帰属制御を実現するVPN分散管理手法
概要
Virtual Private Network(VPN)は公衆回線を利用しながら離れた地点間で の安全な接続を提供する技術である. VPN の普及に伴い,複数のVPN に同時に帰属したいというサイトも増加すること が予想される. このようなVPN への多重帰属を認めた場合,多重帰属をしているサイトを通じた 情報流出の危険性が考えられる. 本講演では,既存のVPN プロトコルおよびアーキテクチャ上で,多重帰属を制御してVPN を 安全に保つようなVPN 管理手法を紹介する.
講演者
寺田 直美
題目
ストリーミング運用支援のための配信品質管理手法
概要
インターネット上での高品質ストリーミングサービスの普及に伴い、サーバ運用者がサービス品質を正確に把握する必要性が高まってきている。しかし、現在広く普及している配信アプリケーションは実装が公開されておらず、また大規模配信では配信システムに変更を加えることが一般に困難であるため、運用者は限定的な情報しか得られず、運用時に正確な品質把握ができないという問題があった。本講演では講演者が行ってきたサーバ側でのサービス品質情報抽出の紹介と、手法の応用例について紹介する。
講演者
宮本 龍介
題目
スケルトンモデルを用いた確率的歩行者追跡
概要
近年,監視や車載といった組込み用途において歩行者を認識すること が要求されている.歩行者の認識は,候補抽出,検出,追跡の処理か らなり,一度検出された歩行者を追跡し続けることによって認識を行っ ている.そのため,追跡処理が認識性能に与える影響は大きい.本講 演では,高性能な歩行者認識の実現に不可欠な高精度な歩行者追跡手 法の1つである,粒子フィルタに基づくスケルトンモデルを用いた確 率的歩行者追跡手法の紹介を行う.
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