ゼミナール発表

日時: 10月17日(水)3限 (13:30-15:00)


会場: L1

司会:中島
中村 隆志 M2 木戸出 正繼 加藤 博一 浮田 宗伯
発表題目:見えの変化や遮蔽に対してロバストな人体姿勢推定
発表概要:近年、少子高齢化による独居高齢者のアクシデント発生検知や日々の健康管理などの介護支援システムが注目を集めている。 こうしたシステムでは、その人間の状態を表す情報を必要とする場合が多い。 こうした人間の状態推定を行う上で、多くの研究では姿勢情報が積極的に利用されている。 カメラを利用した人体の姿勢推定に関する研究は数多く提案されているが、そのほとんどが「遮蔽の生じない人体観測」「人体とカメラまでの距離が固定されており、見えの大きな変化が生じない観測」という仮定の下でのみ動作することが保証されている。 しかし、一般家庭環境下では、「家具等による大きな遮蔽」「カメラから見ると部屋内を自由に移動する人間の見えが大きく変化する」といった問題が生じてしまう。 そこで、一般環境内で起こりうる見えの変化や遮蔽という問題に対してロバストな姿勢推定を本研究の目的とした。 今回は、まず一般家庭内という撮影環境に依存した見えの変化や遮蔽といった特殊な問題点について述べ、この問題点の解決に利用可能な姿勢推定の関連研究を紹介し、進捗状況を述べ、最後に今後の予定を発表する。
 
山本 亮平 M2 木戸出 正繼 加藤 博一 浮田 宗伯
発表題目: 対象の動作予測に基づいた金魚すくいロボットの高性能化
発表概要:現在、ロボットは様々な工業分野で活用されている。しかし、これらはあらかじめ決められた動作を繰り返しており、対象の動きに対応した動作はできていない。そこで本研究では、ロボットに生物の様な不規則な動作を行う対象に対応した動作を行うために、金魚すくいロボットの研究を行う。現在の金魚すくいロボットは金魚を見分けるために色情報のみを用いているが、ロボットアームに取り付けたカメラにより、至近距離からの画像情報を取得することで、金魚の姿勢や動きなどの情報を取得し、金魚の動作を予測することで、金魚すくいロボットの高性能化を目指す。
 
�眦帖ヾ牡� M2 松本 裕治 上田 修功 石井 信
発表題目:ネットワークモチーフによるサブネットワークの機能分類法
発表概要:現実に存在する複雑なネットワークとして、友人、知人関係から成り 立つネットワーク、Webのハイパーリンクネットワークがある。 これら複雑な現実ネットワークを特徴付ける指標としてネットワークモチーフが ある。 本発表ではこのネットワークモチーフをノード特性として組み込むことにより、 特徴的な構造を持つサブネットワークを抽出することができる可能性を示す。 特にその題材として、ブログ記事のトラックバックネットワークを取り上げる。
 
坂本 知華 M2 石井 信 川人 光男 湊 小太郎 神谷 之康
発表題目:発達障害の病態解明に向けての計算論的コミュニケーションモデルの提案
発表概要:昨今、義務教育のクラスにおいて数人程度は医学的に広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)・注意欠陥多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)などと呼ばれる様々な発達障害の診断分類に含まれる可能性のある子供達が居るといわれている。これらの障害が医学的に特に関心を寄せているのは、知的障害を伴わず中枢神経系に器質的異常を認めていないにもかかわらず多種多様な認知・行動障害を呈している症例が多いこと、これらの障害を理解することが「人の心を読む」などの高次脳機能の解明につながる可能性が大きいと考えられている点にある。現在までのところ遺伝子の変異や微細な脳の機能障害など様々な説が挙げられているが、それらの知見の中で有力なものを基に体系的に症状を説明できる説は現在のところあまり提示されていない。本レポートにおいては特に自閉症におけるコミュニケーション障害の原因を考察することに重点を置き、分子生物学的知見や脳機能計測等の所見を包括した、脳におけるコミュニケーションの計算論的モデルについて一提案を行うことを目指している。