学際領域特論 E(標準化) Advanced Interdisciplinary Domain E

◇ 担当教員:今城 哲二(いまじょう てつじ) 村田 真(むらた まこと)
◇ 単位数:1 ◇選択・必修:選択 ◇開講時期:集中講義 ◇講義室:L2
◇ 授業目的:
グローバルスタンダード(標準)の競争を制するか否かが、企業や国のグローバル競争力に
大きな影響をもつようになってきているが、この分野は欧米にくらべ日本は劣勢である。
本講義では、グローバルな現場でプログラム言語やXMLなどの標準化作業に携わってきた2人
の講師が自らの体験を踏まえて、情報技術の標準化の現状と課題について概説する。特に、
具体例としてXMLとWebサービスについて詳しく述べ、日本及び各企業はどう標準化に取組む
べきかを示唆する。
◇ 授業内容:
(1) 標準化の意義
(2) 公的標準(デジュールスタンダード)
国際規格、米国規格、日本工業規格
規格の種類(ハード、ソフト、符号系など)
作成機関(ISO、ANSI、JISCなど)
各国、各企業の政策
問題点(作成期間が長く現場のスピードに対応できない、
グローバル企業がリードしているのに国家が単位として参加、・・・)
具体例(COBOLなどプログラム言語の国際化と地域化)
(3)実質標準(デファクトスタンダード)
 仕様の種類(CORBA、UML、Java、XML、Webサービス、・・・)
 作成機関(企業が参加するコンソーシアム:OMG、W3C、JCP、OASIS・・・)
 問題点(日本からの参加は大変、・・・)
 具体例(XMLとWebサービス:電話会議、メール会議、Face to Faceなどでの過激な進捗、
企業主導の標準化と専門家主導の標準化の違い等)
(3) 日本及び各企業は標準化のヘゲモニー争いにどう取り組むべきか

◇ 教科書 :
特になし。
◇ 参考書 :
特になし。関連する書籍や資料は講義中に紹介する。
◇ 履修条件:
特になし。
◇ 成績評価:
レポートと出席状況により評価する。詳細は講義開始時に説明する。
◇ オフィスアワー:
特になし。