学際領域特論 C(技術ベンチャー論) Advanced Interdisciplinary Domain C

◇ 担当教員:桐畑 哲也(きりはた てつや)
◇ 単位数:1 ◇選択・必修:選択 ◇開講時期:集中講義 ◇講義室:別途連絡
◇ 授業目的:
先端科学技術の事業化・産業化おいて、既存企業に技術を移転するだけではなく、
研究者自らが起業チームの一員としてベンチャーに参画する経営スタイルが、近年
有望視されている。本講義は、研究成果としての先端科学技術を、研究者自ら起業
し事業化するために必要なベンチャー経営の基本的知識を習得することを目的とす
る。

◇授業内容:
参加者が仮想・大学発技術ベンチャーを設立して、実際に様々な経営課題に取り組
むケースメソッドをベースに、ベンチャー企業経営に必要な経営理念、事業戦略、
財務戦略などの実務的知識を習得するカリキュラムとしている。
具体的な項目として、次の順に学んでいく。
1.先端科学技術事業化の潮流と重要性、概要
※先端科学技術事業化に関する先進各国の取り組み及び大学発ベンチャー等の最新
の事例について学ぶ。
2.経営管理・会計疑似体験ゲーム
※経営管理と会計の基本を学ぶと共に、リアルタイムのゲーム形式による経営者と
して意思決定を疑似体験する。
3.先端科学技術発ベンチャーの現場
※先端技術をベースとしたベンチャー企業家による講義形式で、技術ベンチャー経
営の現場について学ぶ。
4.先端科学技術研をベースとした事業計画の概要
※ビジネスシーズとしての先端科学技術と最終顧客とを結びつける事業計画作成の
基本を学ぶ。
5.事業計画−経営戦略
6.事業計画−マーケティング戦略・財務戦略
※グループ演習形式で、事業計画を立案・完成する。
7.ビジネスプランの発表と講評
※ベンチャー企業家や経営専門家を招き、グループごとにビジネスプランの発表を
行い、プレゼンテーションノウハウ等について学ぶ。


◇ 教科書 :各回、必要に応じてレジュメ、資料を配布する。
◇ 参考書 :特になし。
◇ 履修条件:特になし。
◇ 成績評価:
ビジネスシーズの着想30%、事業計画書の内容30%、実現可能性の評価30%、プレゼンテーション10%
◇ オフィスアワー:
特には、設けない。時間が許す限り、いつでも応じる。