ゼミナール講演


日時 平成17年10月19日(水)3限 (13:30 -- 15:00)
場所 L1
司会 米田助手

講演者 長縄 美香
題目 核医学データの解析
概要
Positron Emission Tomography (PET)は, がんの早期発見に役立つ装置として普及しつつある. また,神経受容体を描出する薬剤を用いた, PETによる分子イメージングにも注目が集まっている. 本講演では,PETの測定原理について説明し, 開発中のPETデータの解析法と臨床データへの適用結果を紹介する.

講演者 Thomas Clouqueur
題目 Test Response Compaction for Error Detection and Diagnosis
概要
Testing of VLSI circuits is challenged by the increasing volume of test data that add constraints on tester memory and impact test application time substantially. Test response compactors are commonly used to reduce that test volume by orders of magnitude. In this presentation, new compaction schemes will be introduced to address two problems: 1) the masking of errors caused by unknown values in the test response and 2) the identification of errors from the compacted response. The properties of the compactors will be derived and their performance will be evaluated through simulation results.

講演者 井垣 宏
題目 ホームネットワークシステム内の複数ベンダ機器による連携サービス実現のための相互接続の実現
概要
ホームネットワーク内の複数の機器をネットワーク経由で制御し, サービスとしてユーザに提供するHNS連携サービスの研究・開発が進みつつある. それに伴い,複数ベンダの機器を家庭内で連携させるために, ECHONETやDLNAなどのホームネットワークのための標準化団体による仕様策定が行われている. 現状では,機器間の組み合わせの可能性を標準化団体が固定し, その制限された範囲内で相互接続性をテストすることで, 複数ベンダ機器間の連携サービスを実現しようとしている. この方法では,機器および複数の機器から構成される連携サービスの実装を 各ベンダやユーザが自由に変更することが非常に困難になることが考えられる. 本発表では,ベンダ毎の独自性のある機器やユーザ・サービスプロバイダによる 自由な連携サービスの構築を可能とし, 複数機器間の相互接続性を確保する方法について説明する.

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