ゼミナール講演

日時平成 17年 7月 8日(月) 4限 (15:10 -- 16:40)
場所L1
講演者馬場敬信
所属 宇都宮大学工学部情報工学科 教授
講演題目 メタレベル計算原理に基づく自己最適化計算機システム
概要
チップ上のトランジスタ数は増大の一途を辿っており、1チップ上に複数のプロセッサコアを搭載したオンチップマルチプロセッサの時代が到来しつつある。しかしながら、このようなチップ上の資源を活用して性能向上を図るための具体的な技術開発はこれからの大きな課題である。
この問題に対して、我々は、プログラム内蔵方式計算機の枠組みの上に、その実行を観測し、最適な姿にするための機構を組み込んだメタレベル計算原理を考案し、これを自己最適化計算機システムに実現する研究を進めている。
本講義では、研究の枠組みとこれを具体化するためのソフトウェアおよびハードウェアシステムの構成などを中心に説明する。また、研究成果の一部を特許申請するに至った経緯なども紹介する。

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平成17年度ゼミナール担当