| 押田 健寛 M2 | 湊 小太郎 | 金谷 重彦 | 諏訪 牧子 | 杉浦 忠男 |
| 発表題目:真核生物種におけるGPCR遺伝子クラスターの解析 発表概要:Gタンパク質共役型受容体(GPCR)はヒト、マウス、C. elegansなどゲノム上において遺伝子重複により狭い領域に高密度に集積した遺伝子群(遺伝子クラスター)を持つファミリーとそれ以外に分けられることが判っている.また、遺伝子クラスターを形成するGPCRの殆どは、生物種間で異なっているものの嗅覚受容体やケモカイン受容体など外部からの化学物質を受容するタイプである.このことはGPCRが化学物質を認識するメカニズムをクラスター構造との関連性から理解できる可能性を示唆しており、さらに生物種間での比較により、このメカニズムの変遷を議論できる可能性がある.本研究では、ヒト以外の真核生物種から網羅的なGPCR遺伝子同定と隣接遺伝子ペアの解析を行った.その結果、ヒト、イヌの隣接遺伝子ペアの特徴は似ており、大きく2つに分かれるのに対し、マウス、ラットでは3つに分類できた.一方、鳥類のニワトリ、ショウジョウバエでは高密度に集積した遺伝子クラスターを見出せなかった.C. elegansも隣接遺伝子ペアは2つに分かれるが、その性質は他の真核生物と異なっていた.今後は、解析する真核生物種ゲノムを増やし、遺伝子クラスターを同定した後、各生物種間での遺伝子クラスターを比較する予定である. | ||||
| 大津 邦裕 M2 | 小笠原 直毅 | 金谷 重彦 | ||
| ネッノスツ�離錙�ァ枯草菌におけるDnaA蛋白質によって制御される遺伝子に関する研究 ネッノスウオヘラ。ァDnaA蛋白質は染色体複製開始点oriCに存在する9塩基対からなる配列DnaA boxを認識して,染色体複製を促している.一方でDnaA boxに結合したDnaA蛋白質がその下流に位置する遺伝子を転写制御している事も知られている.DnaA box のコンセンサス配列は"TTATCCACA"であるが,DnaA蛋白質はDnaA boxが一塩基対異なっていても結合する事が実験的に証明されている.そうしたDnaA boxと一塩基違いの配列は枯草菌ゲノム配列上に1,123箇所も存在し,結合部位か否かを実験的に検証するのは困難である.本研究では比較解析の手法であるPhylogenetic Footprinting法を用いることで,枯草菌において転写制御に関わっていると考えられるDnaA boxを予測し,そこにDnaA蛋白質が実際に結合し,下流の遺伝子を転写制御しているかを実験的に証明する. | ||||
| 仁田原 千尋 M2 | 小笠原 司 | 湊 小太郎 | 松本 吉央 | |
| 発表題目:筋骨格・循環器統合モデルによる疲労推定手法の考案 発表概要:近年,人間の身体運動時の疲労を簡単かつ定量的に計測する技術の重要性がますます高まってきている.人間と機械がいかに情報をやりとりするかというマンマシン・インターフェイスの研究では,道具や機械の設計において,人間の疲労を考慮することによるインターフェイスの改善といった手法が数多く存在する.そこで本研究は筋骨格,循環器モデルを利用した統合モデルにより,運動中の疲労推定を可能とする手法について紹介する.具体的には,比較的簡易に計測できるモーションや心拍といった入力データを用い,筋骨格,循環器モデルより心拍出量と筋力を求める.そして生理学的知見を利用したモデルによりシステム同定を行い,パラメータを求めることにより疲労を定量化する. | ||||