藤本 英輝 D2 | 木戸出 正繼 | 鹿野 清宏 | 河野 恭之 |
発表題目:自由な三者対話における参与構造のモデル化 発表概要:情報の流れに着目した自由な三者対話における参与構造の分析と、本研究の位置付け及び今後の展望について述べる。家庭向けロボットの登場などにより、人間と言葉で対話するシステムに対する関心は高まっている。しかし人間同士の自由な対話に、システムが自然に参与するために必要なものは何かということについては、未だ分かっていないことが多い。本研究では対話中に起こる情報の流れに着目して三者対話への参与の構造を分析し、モデル化することを目指す。 | |||
YOUS SOFIANE D2 | 木戸出 正繼 | 横矢 直和 | 河野 恭之 |
発表題目:A self-controlling active camera system for a free viewpoint video 発表概要:A free viewpoint video is an interactive video system where the viewer has the freedom to choose and change his viewpoint. In other words, it is the spatial extension of the traditional video. Using a fixed camera system, we need to get continuously a global view of the scene. This fact limits our freedom to increase the focal-length of the camera system and consequently, limits the resolution of the input data. In order to overcome these limits, we are designing a free-viewpoint video based on an active camera system. However, this choice is not costless. If we consider the active aspect of our cameras in association with the mobility of the object within the scene and the long focal-length lenses of the camera system (only a partial views of the object can be captured by a camera), it becomes clear that an unsupervised active control is necessary to our camera system. It is what we refer to as a self-controlling active camera system. Our goal is to endow the camera system, made up of cameras with long focal-length lenses, by the capability of changing its own configuration so as to get the best visibility of the whole moving object. | |||
李 実英 D2 | 千原 國宏 | 横矢 直和 | 眞鍋 佳嗣 |
発表題目:分光画像による物体表面の反射特性の推定 発表概要:歴史的文化財の形状、色や光沢など外観情報をディジタルコンテンツとして保存・公開するには、実物体の表面反射特性を正確に計測・記録し、コンピュータ上で高写実性をもって再現することが重要である。反射特性の推定は計測デバイスから得られた画像に基づいて行われる。しかし、入力画像はカメラなどのダイナミックレンジにより飽和して計測されることがあり、飽和した画素では本来の情報を失ってしまう。本研究ではイメージ分光器を用いて、光源を回転させながら分光画像を取得し、各画素位置において波長ごとに反射成分を拡散反射成分と鏡面反射成分に分離する。飽和していない部分の値のみを利用して、最小自乗法により反射特性の各反射パラメータを推定する手法を提案し、その実験結果を発表する。 | |||
高島 栄一 D2 | 伊藤 実 | 杉本 謙二 | 安本 慶一 |
発表題目:島モデルGAを使った適応GAとルーティング問題への応用 発表概要:並列遺伝的アルゴリズム(GA)の一種である島モデルに興味を持ち研究 を行ってきた.本発表では,パラメータを自動調整させる適応GAと ネットワーク環境へそれぞれ島モデルGAを応用をさせたので,それについて発表を 行う. | |||
藤田 肇 D2 | 石井 信 | 杉本 謙二 | 柴田 智広 |
発表題目:大規模な部分観測問題に対するモデル同定型強化学習 発表概要:複数のプレイヤー間で複雑な協調・競合関係が発生するようなマルチエージェント系や,観測できない状態変数を含む部分観測問題が,近年強化学習の分野で広く扱われている.本発表では,大規模な部分観測問題に対するモデル同定型強化学習法について述べる.大規模なマルチエージェント系をなす部分観測問題を解く場合,以下の三つの難しさがある.第一に,状態数の多い問題では信念状態が高次元となるため,非観測状態の推定が難しい.第二に,他エージェントの方策は未知かつ時変であるため,環境が非定常となる可能性がある.第三に,一般に実問題は巨大な状態空間をもつため,行動選択に必要な期待値計算が困難である.本研究では,これらの計算困難性のそれぞれに対して効果的な近似法を適用することで問題の解決を目指す.本発表では,提案手法を4人用カードゲーム Hearts へ適用した結果について述べる.提案モデルに基づく学習エージェントは,熟練レベルの強さをもつルールベースエージェントに対して良い性能を発揮することを示す. | |||
森 健 D2 | 石井 信 | 杉本 謙二 | 柴田 智広 |
発表題目:方策オフ型natural actor-critic法による効果的なサンプル再利用 発表概要:実システムに対する強化学習(RL)では,しばしばサンプリングが高コストとなるため, サンプルの効果的な再利用が重要である. 通常の方策オン型手法では,過去の方策の下で集められたサンプルを現在の方策 の改善に直接用いることができないが,方策オフ型手法では可能である. 本研究では,高次元のシステムに対する効率の良いRL法である Natural actor-critic(NAC)法に対する方策オフ型学習法を提案 する.これを方策オフ型NAC(Off-NAC)法と呼ぶ. Off-NAC法では,過去のサンプル系列を用いて有効サンプル数を増加させることにより,効果 的に自然方策勾配推定のバリアンスを下げることができるため,学習の高速化,安定化に有効である. 計算機実験により,提案手法が有効であることを示す. | |||