ゼミナール講演


日時 平成16年4月16日(金)3限 (13:30 -- 15:00)
場所 L1

名前 上田 悦子
講演題目 操作的手動作入力インタフェースのための多視点画像に基づく手形状推定
概要
現在の3次元システムにおいて,マウスなど従来のポインティングデバイスを用いて形状を入力する作業は非常に困難である.そのため,3次元システム おいて現実世界のオブジェクト操作と同様の方法で仮想空間のオブジェクトを操作できるような直接的でかつ直感的なインタフェースの構築が望まれている. 「人間が物を作るときには手を使う」ことから,このようなインタフェースを構築するためのアプローチのひとつとして実空間での手動作を認識しインタフェースとして用いる方法が考えられる.本講演では,人間の手動作を入力インタフェースとして使用するために,非接触でリアルタイムに任意の手形状を推定する手法について紹介する.

名前 中村 文一
講演題目 同次システムの解析と制御
概要
同次システムは線形システムを拡張する概念であり, 線形では不可能であったことを可能とする.
本公演では,同次システムの基本的な性質について解説し,応用事例として,マニピュレータおよび2輪車両の制御に関する実験結果を示す.

名前 前田 新一
講演題目 統計に関するトリビア
概要
あまり根拠を問われない事柄に対して、その根拠を改めて考えることでしばしば問題を深く掘り下げて理解することができる。
講演では、期待値を加算平均で推定することの根拠、物理法則を正しいと思うことの根拠、t検定による検定の根拠を考え、それらが統計学の重要な問題と関連していることを述べ、根拠を基に推論することの重要性について述べる。