<入門コース>
- 担当者(講座名):
猿渡,齋藤,新保
- 概要:
プログラミングを習得するための(演習を中心とした)実習である.プログラ
ミングの基本的な概念を理解するための「入門コース」である.
- 実施日程の概要:
第I期後半〜第II期(週2時間)
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
個人常用ワークステーション,演習室ワークステーション
- 教科書, 参考書:
1. 柴田望洋: 定本明解C言語, 第1巻入門編, ソフトバンク, 1999, ISBN
4-7973-1151-7
2. L. Hancock, M. Krieger and S. Zamir著,倉骨彰,三浦明美共訳: C言
語入門,改訂第3版,
アスキー出版社,1992. ISBN 4-7561-0270-0
- 受け入れ可能人数:
30人
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
本人の知識による
- その他の特記事項:
単位認定は, 出席状況,レポート等に基づいて行う.
<応用コース>
- 担当者(講座名):
奥田,安達,井村
- 概要:
プログラミングを習得するための(演習を中心とした)実習である.
応用分野での実際的なプログラミングを理解するための「応用コース」である.
- 実施日程の概要:
第II期〜夏休み
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
個人常用ワークステーション,演習室ワークステーション
- 教科書, 参考書:
なし
- 受け入れ可能人数:
30人
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
抽選
- その他の特記事項:
単位認定は主にレポートに基づいて行う.
(B2)マーカを用いたカメラキャリブレーションとカメラ位置・姿勢の推定 |
- 担当者(講座名):
佐藤智和(視覚情報メディア講座)
- 概要:
ビデオカメラ、デジタルカメラなどの、個々のカメラの特性を表す、カメラ内部パラメータについて学び、実際にマーカを用いたカメラキャリブレーションを行うことで、画像歪みなどの補正を行う手法を習得する。また、マーカを用いることで、カメラの位置・姿勢のパラメータであるカメラ外部パラメーターを推定する手法について学び、実画像上への CGの重畳表示などの応用を行う。
- 実施日程の概要:
夏季休暇中に集中的に行う。
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
PC、Cコンパイラ、ビデオカメラ、デジタルカメラなど
- 教科書, 参考書:
なし
- 受け入れ可能人数:
4人程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
研究でカメラを扱う可能性のある学生を優先する。
- その他の特記事項:
C言語のプログラミング経験が必要。行列演算が扱える程度の数学知識が必要。
(B3)ネットワークプロセッサを用いたアプリケーション専用スイッチ開発 |
- 担当者(講座名):
門林雄基 (インターネット工学講座)
- 概要:
NPシミュレータ、NP開発ボード等を利用し、特定アプリケーションにおいて高
性能を発揮する専用スイッチを開発する。
- 実施日程の概要:
NPの理解、対象の選定、開発計画、モジュール設計、実装、評価あわせて年間60時間とする。
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
C, NPアセンブラ, NPシミュレータ, NPボード等
- 教科書, 参考書:
ネットワークプロセッサの教科書等
- 受け入れ可能人数:
10人程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
やる気、スキル
- その他の特記事項:
難度 高
- 担当者(講座名):
岡田 実(情報コミュニケーション講座)
- 概要:
地上デジタルテレビ放送の原理と伝搬特性を理解するため、地上デジタルテレビ放送受信信号アナライザを用いて、電界強度、遅延分散特性、周波数選択性、および誤り率特性をさまざまな場所において測定する。
- 実施日程の概要:
第2期 (6−7月)
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
地上デジタルテレビ放送受信信号アナライザ、スペクトルアナライザを使用する。
- 教科書, 参考書:
亀山 渉、花村 剛監修、ディジタル放送教科書上,IDGジャパン, ISBN4-87280-477-5.
- 受け入れ可能人数:
6人程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
面接。
- その他の特記事項:
- 担当者(講座名):
中西正樹(言語設計学講座)
- 概要:
LSI (Large Scale Integration, 大規模集積回路) は産業の牽引役として、社会で注目されている。特に近年の進歩は目覚しく、ソフトウェアで行われていた処理の多くをハードウェアとして実現したシステム LSI が、研究開発の 中心課題になりつつある。そこで、そのようなLSIの設計の基礎として、ハードウェア記述言語 (Verilog-HDL)を用いたパイプライン方式の論理回路 (パイプラインプロセッサなど)の設計と実現に関する実習を行う。実習では、簡単な回路から複雑なものへ順を追って解説を行い、初心者でも 3ヵ月程度の比較的短期間で Verilog-HDLによる設計手法と設計ツールの習得ができるようにしている。設計した回路は、FPGA と呼ばれる書き換え可能な LSIを用いて実現する。また、希望により作成した回路の0.35μmプロセスでの試作を行う。
- 実施日程の概要:
I期,II期〜夏休み
1 - 2 : 実験設備および LSI 設計ツールに関する説明
3 - 4 : Verilog-HDL についての説明、設計ツールの実習
5 - 8 : 簡単な課題に対する論理設計と FPGA による実現
9 - 30 : パイプライン型論理回路の設計と FPGA 実現
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
論理 CAD 設備、可変構造情報システム実験設備, 先端 CAD 設備,Sun
- 教科書, 参考書:
適宜資料を配布.
- 受け入れ可能人数:
6名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先,後は話し合いで.
- その他の特記事項:
なし
- 担当者(講座名):
猿渡洋(音情報処理学講座)
- 概要:
とくに下記のようなテーマに関して実習を行う(順不同)。
(1) ロボット音声インタフェース、
(2) 学内案内認識システム、
(3) マイクロフォンアレーを用いたハンズフリー音声認識。
- 実施日程の概要:
夏休み( 8, 9月あるいはIII、IV期)
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
こちらで準備する
- 教科書, 参考書:
特になし
- 受け入れ可能人数:
3名程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
特になし
- その他の特記事項:
特になし
(B7)ヒューマノイド・ヘッドによる実時間両眼視覚追跡 |
- 担当者(講座名):
柴田智広(論理生命学分野)
- 概要:
両眼を有するヒューマノイドシステムを対象とする。主なタスクは、LinuxをOSとするPCに、ヒューマノイド・ヘッドの制御処理と、両眼の画像処理を実装し、それらを統合して物体の実時間追跡を実現することである。さらに受講者の能力次第で、ヒューマノイドの全身を制御し、人間とヒューマノイドのインタラクションまで進むことも可能である。
- 実施日程の概要:
II期〜以降適当な時期に学生の都合を考慮して行う。
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
ソフトウェアなど:全身型ロボット、LinuxをOSとするPC、画像キャプチャボード
- 教科書, 参考書:
特になし。適宜資料を配布。
- 受け入れ可能人数:
1〜2名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
Linux上でのCプログラミングに関する知識を重視する。
- その他の特記事項:
特になし。
- 担当者(講座名):
小笠原司,松本吉央,上田淳(ロボティクス講座)
- 概要:
二足歩行ヒューマノイドロボットHRP2に,歩行制御,画像認識,対話処理などのソフトウェアを実装する
- 実施日程の概要:
8月〜9月(夏期休暇中に集中的に行う予定)
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
二足歩行ヒューマノイドロボットHRP2,C言語
- 教科書, 参考書:
特になし
- 受け入れ可能人数:
4人
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
面談にて(プログラミング技術,メカいじりの技術)
- その他の特記事項:
ロボットを実際に動かすのが好きな人歓迎
(B9)JAVA3Dによるグラフィクスプログラミング |
- 担当者(講座名):
安室喜弘(像情報処理学講座)
- 概要:
テキスト資料の輪読+各自によるプログラミング実習+作品発表会
- 実施日程の概要:
第2セメスタから8月にかけて
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
各自の常用マシンまたは個人所有のノートPCなど。
- 教科書, 参考書:
適宜配布の予定
- 受け入れ可能人数:
8名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
JAVAプログラミングの経験者。グラフィクス(プログラミング)に
関しては経験や知識を問わないが、上級者向けではない。
- その他の特記事項:
(B10)日本語の読み推定のための規則性抽出と機械学習に基づく規則の実験的検証 |
- 担当者(講座名):
松本裕治,菅野亜紀(自然言語処理学講座)
- 概要:
例えば「貿易会社」の「会社」は(かいしゃ)ではなく(がいしゃ)「目覚し時計」の「時計」は(どけい)と読むように,同じ漢字でも 読みが違う場合がある.本実習では,このような読みのゆれについて,文脈などを検討し規則性を探り,その評価実験を行う.
- 実施日程の概要:
第II期(週1回)〜夏期休暇(うち,計1週間)
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
Perl,Rubyなどの言語でデータ抽出を行う.
- 教科書, 参考書:
特になし
- 受け入れ可能人数:
3人
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
課題への興味の強さとプログラミング能力
- その他の特記事項:
なし
- 担当者(講座名):
井上美智子, 大竹哲史, 米田友和(コンピュータ設計学講座)
- 概要:
LSI(Large Scale Integration、大規模集積回路)は私たちの身の回りのコンピータ
(パーソナルコンピュータ、携帯電話、ゲーム機など)の構成要素です。近年、LSI
の設計はCAD(Computer-Aided-Design、計算機援用設計)ツールを用いて大部分が
自動化されています。コンピュータの信頼性を確保するためには、LSIに故障がない
ことを調べるテストが不可欠ですが、近年の半導体製造技術の進歩、設計自動化に
伴い、LSIは大規模化、複雑化しており、テストは困難な問題となっています。この
問題を解決する1つの方法として、テストの容易なLSIを設計するテスト容易化設計が
あります。本実習では、CADツールを用いた設計・テストフローを学習するとともに、
テスト容易化設計アルゴリズムを設計してワークステーション上に実装します。
- 実施日程の概要:
第II期、第III期
- 使用する装置, ソフトウェアなど:
ソフトウェアなど:ワークステーション:SunBlade2000、SunBlade1000 CADツール:Monet(MentorGraphics)、Reonard(MentorGraphics)、DesignCompiler(Synopsys)、TestGen(Synopsys)、TetraMax(Synopsys)、Cコンパイラ、など
- 教科書, 参考書:
コンピュータの設計とテスト(藤原秀雄著、工学図書)、配布資料
- 受け入れ可能人数:
8人程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先、Cプログラミング経験者優先
- その他の特記事項:
なし
- 担当者(講座名):
久保浩三(先端科学技術研究調査センター)
- 概要:
毎回、最近話題になった知的財産権に関する裁判判決を取り上げ、全員でディスカッションを行い、
権利範囲の解釈等、最新の裁判所の動向を知り、実務に強い研究者、技術者を目指す。
- 教科書, 参考書:
判決を教員の方で用意する。
- 受け入れ可能人数:
15人程度
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
特になし
- その他の特記事項:
実施日程について、夏休み(8、9月)を含め、以後の適当な時期に、学生の希望を考慮して行う。
(B13)天井カメラとロボットアームによる「スーパーボールすくい」 |
- 担当者(講座名):
木戸出正継,河村竜幸(知能情報処理学講座)
- 概要:
天井カメラを有するロボットアームシステムを対象とする.
WindowsをOSとするPCでロボットアームの制御処理とカメラの画像処理を実装する.
それらを統合していわゆる「スーパーボールすくい」を実現する.
- 実施日程の概要:
第II期 (6−7月:週2時間程度)および夏休み(8月:1週間程度)
・前半: アームで開発者の意図する反復運動を実装する(例えば「掬い上げ行動」)
・中盤: ビニールの「ぽい」で水に浮いたスーパーボールを1個以上掬う
・後半: 紙の「ぽい」で水に浮いたスーパーボールを1個以上掬う
- 使用する装置,ソフトウェアなど:
ロボットアーム,天井カメラ,WindowsをOSとするPC
- 教科書, 参考書:
なし。
- 受け入れ可能人数:
1〜2名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
自講座優先,後は面談.
- その他の特記事項:
特になし.
(B14)MATLAB を利用した制御系設計(プログラミング演習) |
- 担当者(講座名):
野田賢(システム制御・管理講座)
- 概要:
1. =基礎編=
1.1 MATLAB を使おう
1.2 SIMULINK を使おう
1.3 PID 制御シミュレーション
1.4 限界感度法によるパラメータチューニング
2. =応用編=
2.1 ステップ応答実験
2.2 目標値追従特性を考慮した PI 制御系の設計
2.3 外乱応答特性を考慮した PI 制御系の設計
3. =発展編=
3.1 ステップ応答データに基づくプロセス同定
3.2 IMC 法によるPID 制御系の設計
3.3 リセットワインドアップ対策
4. =実践編=
最適制御やロバスト制御を目的とした制御系設計手法を1つ取り上げ、具体的な
制御対象に対して MATLAB を用いた制御系設計を行う。また、設計した制御系の
制御性能を評価する。
- 実施日程の概要:
第IV期〜春休み
- 使用する装置,ソフトウェアなど:
ノートパソコン、MATLAB
- 教科書, 参考書:
資料を配付
- 受け入れ可能人数:
最大5名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
抽選
- その他の特記事項:
単位認定は, 出席状況,レポート等に基づいて行う.
(B15)RT-Linuxを用いたDCモータの制御実験 |
- 担当者(講座名):
西谷,小木曽(システム制御・管理講座)
- 概要:
:本実習では,DCモータの位置決めフィードバック制御系の構築を目指す.これ
を通して,リアルタイムOSの設定,D/Aボードやエンコーダカウンタボード用のドラ
イバの作成,モデル同定,制御法の決定,実機実装を行う.以上から,総合的に制御
系の仕組みを理解する.
- 実施日程の概要:
第IV期〜春休み
- 使用する装置,ソフトウェアなど:
PC104,DCモータ,C言語,カーネルモジュール の作成
- 教科書, 参考書:
RTLinux リアルタイム処理プログラミングハンドブック
- 受け入れ可能人数:
最大4名
- 希望者が受け入れ可能人数を越えた場合の選択基準:
やる気と本人の知識
- その他の特記事項:
制御系の構築が単位認定の基準