「植物の発生・分化および情報伝達における分子間相互作用」
過去10年間で植物科学は大きな進歩を遂げた。その原動力となったのは、シロイヌナズナを用いた遺伝学研究とシロイヌナズナとイネを代表とするゲノム研究の進展であった。
一方、最近、植物の発生・分化および情報伝達において、タンパク質間あるいはタンパク質と他の分子との相互作用が重要な役割をしている例が多く発見されてきている。こうした生化学的な解析を中心とした研究は、今後、植物科学においてさらに重要になってくると考えられる。本特論セミナーでは、この分野における最先端の研究を国内の第一線の研究者によって紹介して頂く。
授業計画:
上記のテーマに関してそれぞれ第一線の研究者によって、合計8回の講義・セミナーとして行われる。時期は9月以降。