計測情報処理には多様な側面があるが,本講では特に画像計測,画像処理に関連する事柄に重点をおいて講義する.画像計測に関しては,物理的な対象がどのように画像化されるかを個々の事例を紹介しながら順を追って説明する.この画像の計測と処理が具体的に どのような専用ハードウェアで実行されるのか講述し,原理と共に実際的な画像計測と処理の実現についての理解を目指す.
具体的には,以下の内容に従って講述する。

1.信号処理論
2.センシング
3.AD変換
4.データ収集
5.フィルタリング
6.画像

7.光センサ,撮像管,撮像素子
8.CCDの構造と特性
9.色彩計測・処理

なし。プリントを配付する。

1. 有本卓:信号・画像のディジタル処理,産業出版,1980
2. 谷萩隆嗣編:VLSIとディジタル信号処理,コロナ社,1997
3. 河田聡,南茂夫:科学計測のための画像データ処理,CQ出版,1994
4. 三宅洋一:ディジタルカラー画像の解析・評価

(必ずしも先修条件ではない)
なし

成績評価は,レポート (30%),及び試験 (70%) によって行う.