本講義では、実世界との相互作用を伴う知能機械のための情報学である「ロボティクス」に関するについて学ぶ。講述と演習を通して、知能ロボットの要素技術とシステム化技術に関する知識の習得を目的とする。

以下の項目について講述する。

 1. 概論:        ロボット研究の歴史と現状
 2. マニピュレーション: ロボットの手の機構、制御
 3. センシング:     視覚、触覚、などセンサのデバイス、処理
 4. プラニング:     作業を実行するための計画機能
 5. 自律移動ロボット:  車輪型、歩行型など移動ロボットの機構と制御
 6. 教示・プログラミング:ロボットに動きを指示するための方法論
 7. インタフェース:   人とロボットのインタフェース技術
 8. アーキテクチャ:   ロボットシステムを構成する方法論
 9. ロボットの応用:   極限作業、医療・福祉、エンターテイメントなど応用分野

理解を深めるために、ビデオなどを積極的に利用する予定である。また、ロボットの動作シミュレーションを行うプログラムの作成を演習問題として行う。

なし

1. 白井良明(編):ロボット工学、オーム社、1999.
  2. J. Craig : Introduction to Robotics, Addison-Wesley, 1989.

その他、授業中に紹介する。

特になし

出席(25%)、講義中の発表(25%)、演習課題の提出(25%)、テスト(25%)により評価する。ただし、出席に関しては半分以上を単位取得の条件とする。履修の意思を確認するため、1回目もしくは2回目の講義には必ず出席のこと。