現在の分子生物学において情報科学的なアプローチは必要不可欠なものとなってきた。本演習では、実際に計算機を用いて、各種解析ツールを実行あるいは簡単なプログラムを作成することで、情報生命科学の理解を深める。

1.分子生物学の主要WEBデータベース

    核酸配列データベース
    アミノ酸配列データベース
    代謝・発現データベース
2.配列解析
    ペアワズアライメント
    BLASTを用いた配列検索
    マルチプルアライメント
    分子系統樹
3.構造生物学
    立体構造の可視化
    立体構造予測
4.配列決定と遺伝子発見
    アセンブル
    遺伝子発見
5.XMLとオントロジー
    生物学におけるXMLデータの利用
    オントロジーデータベース
6.発現データ解析
    多変量解析による発現データ解析
    各種のクラスター解析

特になし (場合により講義資料を配布)。

1.金久實, ポストゲノム情報への招待, 共立出版.
2.David W. Mount (岡崎康司, 坊農秀雄 監訳) , バイオインフォマティクス
-ゲノム配列から機能解析へ, メディカル・サイエンス・インターナショナル
(あるいはその原著).
3.Chinthia Gibas, Per Jambeck, 実践バイオインフォマティクス
-- ゲノム研究のためのコンピュータスキル --, オライリー・ジャパン.
4.Steen Knudsen (塩島 聡, 松本 治, 辻本豪三 監訳), わかる! 使える!
DNAマイクロアレイデータ解析入門.

生命科学の基礎的知識(現代生物学あるいはバイオサイエンス基礎)
情報生命学概論
UNIXマシンに関する基礎的知識(情報科学基礎)

出席状況(60%)とレポート(40%)により評価する。

履修希望者は、1回目または2回目の演習の際に履修登録を行うこと。