本講義では,情報理論における通信路符号化の話題,とくに誤り訂正符号に関する符号理論について,その基礎理論から最新の理論展開,応用までを解説する。講義計画は以下のとおりである。

 第一回 講義の概要と通信路のモデル化について
 第二回 線形符号の基本的な性質と符号化
 第三回 復号操作とハミング符号
 第四回 線形符号の性能評価法について
 第五回 実用的な符号と最近の研究動向
 第六回 演習
 第七回 試験

とくに指定しない

・今井秀樹:情報理論,昭晃堂,1984.
・嵩忠雄:情報と符号の理論入門,昭晃堂,1989.
・S.Lin and D.J.Costello,Jr.: Error Control Coding;Fundamentals and Applications, Prentice-Hall,1983.

(必ずしも先修条件ではない)
線形代数に関する基礎的な知識があることが望ましい。

レポート(20%)および試験(80%)による。

とくになし