動物科学 Animal Science

川市正史

竹家達夫、塩坂貞夫、瀬谷司、山中伸弥、川市正史、加藤順也、伊東広、 高橋直樹、真木壽治、今泉和則

教科書第19章を補足する。主に動物を材料とした研究に基づき、まず、多細胞系の構築のための個体発生と器官形成の一般原理を概説し、完成された各器官の機能と恒常性維持に関わる現象を、とくに、神経系、免疫系、骨格系などを例にとり分子レベルで理解することを目指す。さらに、細胞増殖やシグナル伝達などの基本原理、あるいはES細胞の分化機構の研究について、医薬医療への応用を視野に入れて解説する。

授業計画:
・「動物発生過程の分子機構」(高橋)
・「神経細胞の初期発生」(川市)
・「脳の構造と機構」(塩坂)
・「自然免疫と獲得免疫」(瀬谷)
・「骨:その形成と代謝」(竹屋)
・「細胞周期制御と発がん」(加藤)
・「シグナル伝達と創薬」(伊東)
・「ES細胞と再生医学」(山中)
・「遺伝学的解析法の基礎と応用」(真木){植物科学-9と同一講議}

「Essential Cell Biology」(Alberts et al. 、 Garland Pub)
「エッセンシャル細胞生物学」(Alberts et al.、松原他訳 南江堂)

「Molecular Biology of the Cell, 4th ed.」(Alberts et al.、Garland Pub)
「Genes VI」(Lewin、Oxford Press)
「Developmental Biology V」(Gilbert、Sinauer)

成績評価は、レポート(100%)によって行う。