飯田龍 | 松本裕治 | 石井信 | 乾健太郎 |
発表題目:文脈的手がかりを考慮した機械学習によるゼロ照応解析
発表概要:日本語では,読み手や聞き手が容易に推測できる語は頻繁に省略さ れる.これらを適切に補完することにより,情報検索や質問応答などの精度向 上が期待できる.本研究では,文脈的手がかり,とくにセンター理論に基づく 素性を用いた照応解析手法を提案する.先行詞の同定を,先行詞候補間の先行 詞らしさの優劣を判別するタスクとみなし,機械学習・判別モデルを構築した. 照応関係タグ付きコーパスを対象としてゼロ代名詞の先行詞を同定する実験を 行ったので,その結果について報告する. | |||
山崎貴宏 | 松本裕治 | 石井信 | 乾健太郎 |
発表題目:文の役割を考慮した MEDLINE 文書検索システム
発表概要: 本研究では,医学・生物分野の論文データベースMEDLINEに納められている論文概要 を対象に試作した検索システムについて報告する.本システムの特徴は,検索キー ワードを概要全体から検索するのはもとより,検索対象を概要の一部分に限定するこ とが可能であるという点にある.検索対象部分は,研究背景,実験方法,結論,と いった概要中の文章構造上の役割によって指定する.この機能によって,単なる検索 語の追加では不可能な,効率的な検索結果の絞り込みが可能になる.MEDLINEには, 一部”structured abstract”と呼ばれる,文章構造上の役割を明示的に示した概要 が存在する.このような概要を用いて,明示的に文の役割を示していない概要の各文 の役割を判別する判別器を構築した. | |||
高島栄一 | 伊藤実 | 石井信 | 安本慶一 |
発表題目:<題目>自己適応島型遺伝的アルゴリズム
発表概要:<概要> 遺伝的アルゴリズム(GA)は自然界の進化を模倣した組み合わせ問題に対する 最適化手法である. GAを使って問題の近似解を求めるためには,交叉率,突然変異率等のパラメータ値の 設定を行う必要があり,解の探索効率はこれらのパラメータ値に強く依存する. ところが,人手によってパラメータ値の調整を行うことは,非常に手間のかかる 作業である. 自動的にパラメータ値を適応させる手法として,自己適応GA(Self Adaptive GA)が 研究されている. 我々の研究グループでは,メタGAと環境分散型並列GAの長所を取り入れた 自己適応GAである,エージェント指向自己適応GA(A-SAGA)を提案している. 本研究では,A-SAGAが不向きである,一つのインスタンスを解く場合にも, 効率良く解けるようよう改良を加える. | |||
白榮健司 | 小笠原司 | 石井信 | 松本吉央 |
発表題目:「常歩に習う腰回旋を利用した2足歩行のモーメント補償」
発表概要:現在様々なロボットで2足歩行が実現されているが、その多くは工学的に求めた歩行パターンを実現したものである。本研究では工学的な歩行パターンを作成するにあたり実際の人間の歩行の特徴を活かす事を目指す。そこで、特に「常歩」と呼ばれる特殊歩行を参考にし、その特徴をヒューマノイドの歩行に応用する事を試みた。今回は実際の「常歩」の計測からの特徴推定、ヒューマノイドでの疑似常歩歩行とその結果の考察を示す。 | |||
森永英文 | 小笠原司 | 鹿野清宏 | 松本吉央 |
発表題目:表情伝達を目的としたアバターチャットシステムの開発
発表概要:本研究では,アバターにユーザの表情を投影したチャットシステムを開発する。送信側に ユーザの表情計測部と音声取得部,受信部のアバターによる表情再現部と音声再生部から 構成される。本研究では,主に表情の計測と再現手法の提案を行う。表情計測部は従来の 表情を認識するのではなく,ステレオカメラを用いて頭部・眼球・眉毛・口唇の各運動をそ れぞれ計測する。本報告では,これらのシステムの概要と計測手法の詳細について述べ,予 備実験として,各部の運動を計測し,その結果について考察を行った。 | |||
塚谷浩司 | 小笠原司 | 鹿野清宏 | 松本吉央 |
発表題目:受付案内ロボットASKAにおけるステレオ画像を用いたジェスチャ認識
発表概要:本研究では受付案内におけるステレオ画像を用いたジェスチャ認識法について提案する.来訪者と対話を行う受付案内ロボットにおいては,来訪者のロボットへの指示動作や指差しなどの身振り手振りの動作を知ることは重要である. そこで,本研究ではステレオカメラから得た画像から生成した視差画像を用い,ジェスチャを三次元的に認識するシステムを試作した.また,そのシステムを用いて受付案内における来訪者のジェスチャ認識について実験を行った. | |||
荒井崇行 | 杉本謙二 | 鹿野清宏 | 笠原正治 |
発表題目:インターネット設計に向けたトラヒック同定手法
発表概要:インターネットトラヒックには長期間に渡る相関が見られ,ポアソン過程 によるモデル化では長期間の相関構造を表現できないことが知られている. 本研究では実測データより得られる時系列データの平均化過程に着目し,異なる 時間スケールにおいて平均化過程の分散が実測データと一致するようなマルコフ変調 ポアソン過程(MMPP)のパラメータ同定法を提案する. 本発表では具体例として2状態MMPPを考え,パラメータ同定のための定式化と 同定における問題点を報告する. | |||
林龍日 | 木戸出正繼 | 鹿野清宏 | 河野恭之 |
発表題目:<題目>複数人対話コーパスの分析に基づいたコーディネーターモデルの構築
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栗本昌和 | 杉本謙二 | 湊小太郎 | 笠原正治 |
発表題目:FECを考慮したトランスポートレベルの低エラー転送
発表概要: 無線環境での通信の普及により,携帯端末へのストリーミング 配信のさらなる需要が見込まれている.無線環境においては連続的に パケットが棄却されるパケットバーストロスがストリーミング配信における QoS保証での大きな問題となる.本研究では,このバーストロス に対処するために,ビットレベルの訂正方式であるFECとパケット スケジューリングの双方を考慮に入れ,バーストロスに強く, スループットの高い転送方式を提案する. | |||
公森義貴 | 杉本謙二 | 湊小太郎 | 笠原正治 |
発表題目:ストリーミング配信における再生時点とジッタを考慮した動的レート制御方式
発表概要:インターネット上でストリーミング配信を行う場合, ベストエフォート通信に起因するパケット到着間隔ゆらぎ(ジッタ)が QoSに多大な影響を与える点が問題となっている. 本研究では,先行研究で示されたQoS保証規範の定式化手法とジッタ制御方式を用いて, ストリーミング配信におけるQoS保証型動的レート制御方式を提案する. 本発表では特に,ジッタ制御のためのネットワーク状態推定法および動的レート制御に用いる 動的計画法の概要について説明を行う. | |||
中手慎 | 千原國宏 | 湊小太郎 | 眞鍋佳嗣 |
発表題目:舞踊譜Labanotationの記述体系を利用したCG人物モデル動作作成システム
発表概要:本研究ではLabanotationの表現体系を媒介として利用することによって、直感的な動作編集と、編集の詳細さの制御とを両立するシステムを作成する。このシステムでは動作の単位を設定し、その単位に対応させて、Labanotation記述と直感的な言葉とを割り当てる。ユーザは言葉を選択することによって姿勢・動作を設定し、システムは対応するLabanotation記述に基づいて動作を3DCGアニメーションで表示する。 | |||
柳川由紀子 | 千原國宏 | 湊小太郎 | 眞鍋佳嗣 |
発表題目:パーソナルカラー診断の自動化
発表概要:現在、診断士の感覚に頼っているパーソナルカラー診断の科学的解明が試みられている。本研究では、ドレイピング時の顔の肌色の分光輝度値を用い、主成分分析を利用した各シーズンへの肌色の分類方法を提案し、パーソナルカラー診断の自動化に向けての試みを報告する。 | |||
武井美里 | 杉本謙二 | 西谷紘一 | 笠原正治 |
発表題目:機械・制御系統合化設計アプローチに基づく操縦支援制御系の構成について
発表概要:近年、機械系に制御器を付加することを前提とし、制御系と同時に機械系を設計することにより、システム全体の制御性能の向上を図る統合化設計あるいは同時設計とよばれる手法が注目されている。しかし、この同時設計問題は効率よく解けない困難な問題であることが知られている。そのため、機械系および制御系の両者を考慮しながらもそれそれの設計の分離を目指す統合化設計の分離設計法が提案されている。本研究では、この統合化設計の分離設計の手法に発想を得て、有人ビークルの操縦支援系の構成について考える。ビークルを機械系、それを操縦する人間を制御系とみなし、統合化設計の分離設計と同様の発想でビークルを制御対象として最適化することを考える。 | |||