ゼミナール発表

日時: 12月12日(金) 3限(13:30-15:00)


会場: L2

司会: 米田 友和 助手
横地 裕次 視覚情報メディア 横矢 直和
発表題目:論文紹介"Real-Time Simultaneous Localisation and Mapping with a Single Camera"
発表概要:移動ロボットが移動する際、ロボットがどこにいるのかを逐次知る必要がある。本論文では、カメラで撮影した画像から、カメラの位置と姿勢をリアルタイムで推定する手法を提案する。本手法は、環境中の特徴点の位置を繰り返し推定し誤差を最小にすることでカメラ位置推定のロバスト性を向上させる。実験の結果、本手法でリアルタイムでカメラ位置の推定が行われることを確認した。
 
渡辺 道和 情報科学センター 砂原 秀樹
発表題目:論文紹介 "A New Acrchitecture for Mesuring and Assessing Streaming Media Quality"
発表概要:こまれまでのネットワーク上でのストリーミング配信の計測は主にサーバ側の視点で行われてきた。この方法ではクライアント側での本当の受信状態を把握することが難しい。本論文ではクライアントの受信状態を計測するために各クライアントに計測ツールを埋め込み、受信状態を測定すると共に受信状態が悪化する兆候についての議論を行っている。
 
渡辺 雄介 情報コミュニケーション 山本 平一
発表題目:リンク不整合自動判定システムに関する研究〜NEC関西研究所インターン報告〜
発表概要:コンピュター環境、通信環境の改善に伴いインターネットの拡大は留まることなく進んでいる。 存在するWEBページ数も増化を続けており、 WEBサイトの規模はより大きく複雑なものとなってきている。そんななかサイト閲覧者の期待に添わないリンクや、サイト製作者の意図に添わないリンクが見られるようになった。これらのリンクのことをリンク不整合と呼ぶ。リンク不整合にはページが見つからない「物理的不整合」とページは存在するが内容がサイト製作者の意図に添わない「論理的不整合」の2つがある。これまでに物理的不整合を検出するツールは存在しているが論理的不整合を検出するツールは存在していない。そこで論理的不整合を自動的に判定するシステムの開発を行ない、システム運用の指標つくりや、性能評価を行なった。インターンを継続し、9月から12月の間NEC関西研究所で取り組んだ成果について報告する。
 
CHOY WAI CHEONG システム制御・管理 西谷 紘一
発表題目:<Development of a Biped Walking Humanoid Robot using the Analysis of Balance Control based on the Zero Moment Point(ZMP)>
発表概要:<It has been a long-standing dream to create a robot that is capable of cohabitation with humans.  Humanoid robots are expected to assist human activities in daily life and also to replace humans in hazardous operations.  In view of this, the realization of a more human-like biped walking robot using the ZMP concept is the main objective.  It is proposed that the condition for the ZMP to be at the contact point between the foot and the ground as soon as the swinging free leg touches the ground be investigated.>
 
FUJITA MARCELO KOTA 情報コミュニケーション 山本 平一
発表題目:<題目>Channel Estimation for Digital Terrestrial Television Broadcasting
発表概要:<概要> This research cosists in develop an channel estimation using two block of CSI estimator. To recover the original signal, it is necessary to know the approximate values of amplitude and fase of signal that arrive in the receiver. To do this, it is necessary to estimate the channel influence over the original signal. To estimate the channel, it is used an combination of pilot signal.
 
上利 朋代 情報基礎学 関 浩之
発表題目:<題目>
発表概要:<概要>
 

会場: L3

司会: 佐藤 智和 助手
横山 真也 コンピュータ設計学 藤原 秀雄
発表題目: 論文紹介 " High-Level Test Generation for Design Verification of Pipelined Microprocessors"
発表概要: マイクロプロセッサの高位レベルでの設計検証において、テストパタン数が莫大であるため、テストパタンを生成すること自体が設計の深刻なボトルネックとなっている。そこで、高位レベルの知識を用いた新しいテスト生成の方法を提案し、設計検証のためのテストパタンを効率よく自動的に生成するシステムを提案することを論文の目的としている。
具体的な提案法として、新しいパイプラインプロセッサモデルを提案している。また、順序回路のテスト生成方式である時間展開法を用いずに、パイプフレームで展開するという方法を提案することにより、パイプラインプロセッサのテスト生成を効率よく行なえるようにしている。
結果としては、ゲートレベルにおいてテスト生成を行なった場合に比べて、提案する高位レベルでのテスト生成方式の方が高い検出効率を得ている。
 
吉川 祐樹 コンピュータ設計学 藤原 秀雄
発表題目:論文紹介 "Fast Test Generation for Circuits with RTL and Gate-Level Views"
発表概要: テスト生成にはゲートレベルで行う方法とレジスタ転送レベル(RTL)で行う方法 がある。 ゲートレベルではきめ細やかなテスト生成が可能であるが、順序回路において 膨大な時間を必要とする。そこで順序回路を組み合わせ回路として扱うことを 可能にする、テスト容易化設計や、回路をモジュール単位で扱うRTLのテスト生成が 提案されている。 しかし、テスト容易化設計は、正規の回路に付加するハードウェアが 面積オーバヘッドになる。 また、RTLのテスト生成は高速だが、必ずしも高い故障検出率を保証できない。
本論文では、RTLの高速性とゲートレベルのきめ細やかさを活かした、 Bi-Levelテスト生成を提案している。 この手法は、先にRTLで処理可能なモジュールをテスト生成し、 残された部分に対してゲートレベルのテスト生成を適用する方法である。
 
CAMPBELL HORE 自然言語処理学 松本 裕治
発表題目: Application of a diffusion kernel to the measurement of semantic similarity of biomedical terminology
発表概要: The explosive growth in the biomedical field in recent years has resulted in a huge, and growing research literature.  New tools are required to successfully exploit this body of knowledge.  Kernel-based machine learning methods have proven effective in a wide variety of application areas, and may therefore also be of use in processing technical terminology.  We describe a diffusion kernel and propose its application to the task of measuring the semantic similarity of technical terms in a collection of biomedical abstracts (MEDLINE).
 
李 キ コンピュータ設計学 藤原 秀雄
発表題目:<題目>
発表概要:<概要>
 
市川 通啓 情報コミュニケーション 山本 平一
発表題目:MC-CDMA送信機の非線形増幅におけるAM/PM変換の影響
発表概要:MC(multi carrier)-CDMA方式はPAPR(Peak to Average Power Ratio)が高くなりやすい。PAPRが大きな信号を電力増幅器に入力すると、増幅器の利用効率が悪化してしまう。この対策として増幅器において非線形領域を利用することが考えられるが、これまでの研究ではAM(振幅)/AM(変換)の影響は十分に検討されてきたが、AM/PM(位相)変換の影響は小さいためあまり検討されてこなかった。本研究ではAM/PM変換の影響を検討するために、実測値を元に増幅器の位相特性のモデルを示し、所要(bit error rate)を満たすのに必要なSN比の劣化度測定した。その結果、増幅器のAM/PM変換に関する設計基準を示すことができた。
 
鵜飼 訓史 音情報処理学 鹿野 清宏
発表題目:周波数領域ICAと時間領域ICAを用いたSIMOモデル信号の高性能ブラインド抽出法
発表概要:本研究ではSingle-Input Multiple-Output(SIMO)モデルに基づく高性能ブラインド音源分離(BSS)を目指す.BSSは未知の伝達系を通して観測される複数音源の混合信号を事前情報なしで分離する問題であり,現在独立成分分析(ICA)に基づいた手法が盛んに研究されている.SIMOモデル信号を解とするBSSでは伝達系の情報を含んだ多チャンネル解が得られるため,ICAの後段にアレー信号処理が出来るという利点がある.本報告では,まずSIMOモデル信号を解とする周波数領域および時間領域のアルゴリズムの性能比較実験結果を示す.次に,高品質な解を得るためにこの二手法を統合した多段アルゴリズムを提案する.さらに提案法と従来法の性能比較実験により提案手法の有効性を検証する.また,今後の方針として提案システムの後段にアレー信号処理を行い,さらなる高性能化を目指す.