論理生命学
Theoretical Life Science

講義内容

生命は多数の構成要素の相互作用から成る複雑系である。その理解のための重要なアプローチの一つは、現象の解析に基づくモデル化とシミュレーションである。そこでは、統計的学習理論やシステム工学など、数理工学的手法が用いられる。
本講義では、生命と知性のモデル化に関する数理工学的手法を解説する。

1.統計的学習理論概説
 教師なし学習と教師あり学習
 ベイズ学習理論
2.学習による遺伝子・タンパク質機能解析
 カーネル法によるタンパク質機能解析
 統計的推定による遺伝子ネットワーク解析
3.神経細胞・脳機能のモデル
 神経細胞モデルとシミュレーション
 脳の高次機能モデル

 
教科書


特になし:講義ノートを配布

参考書


特になし:関連する本は授業中に紹介する


前提とする知識

特になし
ただし、線形代数と確率の基礎的知識がある方が分かりやすい


成績評価方法及び基準

レポートおよび出席状況により成績を評価する

 


情報学研究科 教務WG
Last Update:2002/08/14