英語論文作成法基礎 I
Basics of Scientific English
【総括担当教官】竹家 【担当教官】橋本喜代太

講義内容

バイオサイエンス系の論文を執筆する際の考え方、注意点を示し、その演習 を行う。論文作成法と言うと、いかに1文を和文英訳するかという発想で書 かれた指南書なども多いが、日本人研究者の書く英語が下手だと言われるの は文レベルというよりも文章レベルでのまとまり、連携に欠ける点にある。 そうした文と文との連携、パラグラフとしてのまとまりといった観点から解 説・演習する。なお、本年度より1文レベルの事項についてはその多くを先 行する基礎科目で扱う。履修該当者に留まらず、各自の判断で必要と思う者 は基礎の聴講も歓迎する。

【授業計画】

1.論文執筆の諸相
2.文の連携(1)―情報提示の順序としての語順
3.文の連携(2)―主語の設定
4.文の連携(3)―情報のパッキング
5.パラグラフの展開(1)―導入文/トピックセンテンス
6.パラグラフの展開(2)―パラグラフという情報単位の大きさ
7.Abstract
8.試験

教科書

プリントを使用する。

参考書

授業時に示す。

前提とする知識

(必ずしも 先修条件ではない)

大学初年級までの英語力


成績評価方法及び基準

最終成績は最終回に行なう試験と1,2度の授業課題によって決定される。

 


情報学研究科 教務WG
Last Update:2002/08/14