0251093 | 花園 正也 | 音情報処理学 | 鹿野 清宏 |
発表題目:音響尤度に基づく感情音声の分析における検討
発表概要:音声には言語情報に加え、個人性や感情といった非言語情報が多く含まれている。そのような非言語情報はコミュニケーションを豊かにし、人と機械の対話において重要な役割を果たす。本研究では、人と機械の豊かな対話を目指し、その大きな要因となる感情に着目し、音声情報における感情の分析を目的とする。本報告では感情が発話において局所的、あるいは大域的に表出されるかを調査する。予備実験としてGMM(Gaussian Mixture Model)を用いた大域的な感情識別を行い、その結果とともに今後の方針を述べる。 | |||
0251094 | 原田 淳 | システム制御・管理 | 西谷 紘一 |
発表題目:交差点の自動車事故におけるドライバーエラーの解析
発表概要:自動車事故による死者数は近年減少傾向にあるものの、事故発生件数そのものは増え続けている。人身事故の半数以上が交差点付近で発生しており、その原因のひとつがドライバーの認知・判断エラーである。そこで、本研究では、交差点事故に関係するヒューマンエラーを認知情報レベルで解析し、現実に即した対応策とその評価を行うことを目的とする。本発表では、交差点事故の現状と研究方針、先に行った予備実験について述べる。 | |||
0251098 | 平井 貴浩 | インターネット工学 | 山口 英 |
発表題目:PKI 技術を用いたストリーム権限管理システム
発表概要:まず、従来の Windows Media Player や「ケータイ de ミュージック」で用いられている著作権管理機能や、DRM について解説する。その後それらの問題点を述べ、より現実の CD や DVD に近い利便性を実現できる PKI 技術を用いたストリーム権限管理システムを提案する。 | |||
0251100 | 広渕 崇宏 | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:ネットワークを介したデバイス利用のための枠組み
発表概要:今日のインターネットの発展によって、ネットワークに接続された計算機やデバイスがますます増えつつある。しかしながら、他の計算機に接続されているデバイスやネットワークに直接接続されているデバイスを利用する方法と、既存のOSのローカルデバイスへのアクセスのセマンティックスとの間には大きなギャップがある。そこで、本研究ではこのギャップを埋めネットワーク上に存在するデバイスを効率的に利用できる枠組みの構築を目標とする。 | |||
0251101 | 福田 光利 | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:宛先指定型マルチキャストにおけるグループ管理機構の提案と実装
発表概要:近年ネットワークが高速化した事で、IP電話やビデオ会議システム等の広帯域を必要とするアプリケーションの利用が可能になっている。今後ネットワークの高速化によりこれらのアプリケーションの利用頻度は高くなると予想される。本研究では多地点間ビデオ会議システムを実現する際の問題点の解決を目標とする。 | |||
0251114 | 松原 武範 | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:論理的Peer-to-Peerネットワーク基盤の提案と実装
発表概要: 今後ますますPeer-to-Peerネットワークが発展すると,PDAや携帯電話などのモ バイル端末もPeer-to-Peerネットワークに接続されると考えられる.また,こう いった状況において,ユーザのデスクトップPCやラップトップPC,そしてモバイ ル端末に格納されたファイルへのアクセスがされるようになると考えられている. 本研究では,前述のようなサービスを可能にするのは既存のPeer-to-Peerモデル 上においては現実的ではないという認識に基づき,Peer-to-Peerアプリケーショ ンサーバの適用により,前述のサービスを可能とするPeer-to-Peerネットワーク 基盤の構築を目標とする. |
0251104 | 藤本 昌宏 | 像情報処理学 | 千原 國宏 |
発表題目:バーチャルキーボードの現状と展望
発表概要:近年の計算機技術の発達により、電子機器の小型化が進む一方、それらに対する文字入力手段は既存のPC用キーボードとは異なる独自の入力インタフェースが採用されているが、キーボードと比較すると使いやすいとは言えない場合が多い。そこで、実際にキーボードそのものを必要としないが、キーボードの役割を果せるような"バーチャルキーボード"に関しての現状を紹介し、それらを参考とした自分の研究の方針を述べる。 | |||
0251107 | 保坂 茂利 | 像情報処理学 | 千原 國宏 |
発表題目:論文紹介"Image-Based Rendering Using Parameterized Image Varieties"
発表概要:CGで複雑な3次元物体や環境を表現する方法の一つに、実画像を用いるImage-Based Rendering(IBR)がある。本論文では、あらかじめ撮影された画像を用いて、ある視点からのパラメータ化を行い、それを利用して対象の3次元形状を復元するための手法を提案している。本発表では、その手法の紹介とレンダリング結果、今後の研究方針について述べる。 | |||
0251113 | 松井 信也 | 像情報処理学 | 千原 國宏 |
発表題目:論文紹介"Hand Tracking for Interactive Patterb-based Augmented Reality"
発表概要:Augmented Realityを実現する有益な方法の一つにPattern-based ARがある。これは、カメラにより撮影された画像から、マーカーを認識して、その場所に仮想物体を描写する技術である。しかし、マーカーが一部でも隠蔽された場合、認識することが出来ないため、仮想物体とのインタラクションに問題が生じる。本発表では、このような問題点の解決に取り組んでいる論文を紹介し、今後の研究方針について述べる。 | |||
0251120 | 村岡 俊幸 | 像情報処理学 | 千原 國宏 |
発表題目:<論文紹介> Solving for Colour Constancy using a Constrained Dichromatic Reflection Model
発表概要:単一画像から色補正を行うアルゴリズムは多く提案されているが、自然な環境では良好な結果が得られなかった。本論文ではこの問題点を解決するために物理モデルと統計的な手法を組み合わせたアルゴリズムを提案している。発表ではアルゴリズムの紹介、および今後の研究方針について述べる。 | |||
0251106 | 帆足 尚孝 | コンピュータ設計学 | 藤原 秀雄 |
発表題目:論文紹介(Jian Shen,Jacob A.Abraham,"Native Mode Functional Test Generation for Processors with Applications to Self Test and Design Validation",IEEE International Test Conference,1998)
発表概要:近年、集積回路の大規模化・複雑化によりそのテストが困難になっている。そのため設計段階からテストのことを考慮して設計を行うテスト容易化設計が重要である。しかしその設計法は、回路内部にハードウェアを付加することによって、テストを容易にするための機構(自己テスト機能など)を実現するため、パフォーマンスの劣化が問題であった。本発表では、ハードウェアを付加せずに実現できる、プロセッサがもつ命令を利用したプロセッサの機能テスト自動生成法を紹介する。 | |||
0251117 | 丸山 敦史 | ソフトウェア基礎学 | 伊藤 実 |
発表題目:時間内の複数目的地巡回を支援するパーソナルナビゲーションシステムのための経路探索
発表概要:個人の移動のためのナビゲーションシステムとしてパーソナルナビゲーションシステムがある。本研究では、観光に適したパーソナルナビゲーションシステムとして、時刻によって各観光地を観光した場合の満足度が異なる場合に、もっとも満足度が高くなるような、複数の観光地を巡回する経路を案内するシステムを作ることを目的としている。本発表では、既存のナビゲーションシステムに用いられている経路探索アルゴリズムの紹介を行ない、研究の概要と方針について述べる。 |
0251103 | 藤本 英輝 | 知能情報処理学 | 木戸出 正繼 |
発表題目:新聞記事等からの自立語・概念関係構造の自動構築
発表概要:人間にとって負荷の少ないインターフェースとして、自然言語による対話型インターフェースが考えられる。本研究では人とコンピュータが人間同士でするのと同様のコミュニケーションを取るために必要と思われる、意味的なものも含めた言語の理解を実現するため、人の「常識」に相当する知識を新聞記事等の文書および人間との対話から獲得するシステムを目指す。本発表では現状考えられる問題と、今後の方針を述べる。 | |||
0251108 | 保科 浩二 | 情報コミュニケーション | 山本 平一 |
発表題目:並列組合せ方式を用いた準同期CDMAの研究
発表概要: CDMA(Code Division Multiple Access)は、第3世代通信方式に用いられて、周波数利用効率が良いという特徴がある。 CDMAの上りリンクで、同時に複数の拡散系列を用いて、高速な情報伝送を行なう場合、各ユーザの信号が基地局に時間的にずれて到着するため、他局間干渉が大きくなってしまう。 準同期CDMAでは準同期拡散系列を用い、送信側で信号の到着タイミングをコントロールすることで、干渉の影響を小さくできる。 しかし、準同期拡散系列では、各ユーザに振り分けられる系列数が限られているという問題がある。 そこで、本研究では、限られた系列数の中で情報伝送速度を向上させることができる並列組合せ方式に着目し、並列組合せ方式を用いた準同期CDMAを提案し、性能評価を行なう予定である。 | |||
0251109 | 細野 明彦 | 情報コミュニケーション | 山本 平一 |
発表題目:論文紹介"Does the IEEE 802.11 MAC Protocol Work Well in Multihop Wireless Ad Hoc Networkds?"
発表概要:近年、ユビキタスコンピューティングや災害時の通信手段として、アドホックネットワークが注目されている。しかし、アドホックネットワーク環境下で利用可能なプロトコルであるIEEE802.11DCFを用いると、問題が発生する。その問題について、シミュレーションを行ない検証している。最後に自分の研究として、その問題を解決する方法を提案する。 | |||
0251110 | 堀池 元樹 | 情報コミュニケーション | 山本 平一 |
発表題目:論文紹介"Block Coding Scheme Based on Complementary Sequences for Multicarrier Signals"
発表概要:近年注目されているマルチキャリア伝送方式においては増幅器の非線形性のためにPAPR(Peak to Average Power Ratio)を低く抑えることが重要である。本論文ではマルチキャリア伝送の際に入力する信号系列をcomplementary Sequenceに基づいて符号化することが提案されており、その提案方法の適用によってBER(Bit Error Rate)を悪くすることなくComplementary Sequence の特性によりPAPRを低く抑えることができることを示してあり、それを紹介する。 | |||
0251111 | 牧田 孝嗣 | 視覚情報メディア | 横矢 直和 |
発表概要:近年、コンピュータグラフィクスで描いた仮想物体を現実環境に重畳表示することで現実環境に情報を付加することが可能な拡張現実感技術をウェアラブルコンピュータ上で実現し、ユーザが見ている現実環境に注釈情報を提示するシステムが注目されている。従来の注釈提示システムでは、ユーザの装着した計算機にあらかじめ注釈情報を保持させる必要があるため、注釈情報の更新や注釈提示範囲の拡大に対応することが困難であった。そこで本研究では、無線LANを介してサーバが保持する注釈情報を共有することで、データベースの更新・拡大が容易に行えるウェアラブル型注釈提示システムを提案する。本発表では、現在のシステムの概要及び今後の研究方針について述べる。 | |||
0251112 | 正木 敦之 | 言語科学 | 植村 俊亮 |
発表題目: フォルマント情報等を用いた自動セグメンテーション及び、音声単位の特徴付けの検討
発表概要: 従来の波形接続型音声合成では、あらかじめ音素単位にセグメント及びラべリングされた情報を用いていた。この音素単位へのセグメントは現在自動化が進められているが、合成への応用を考えた場合、現状では、あとから厳密に手修正を加えなければならない。今回はこれとは別のセグメント手法を紹介し、その音声単位の特徴付けについて述べる。 |