0251073 | 角田 雅照 | ソフトウェア工学 | 松本 健一 |
発表題目:論文紹介 "Predicting Fault Incidence Using Software Change History"
発表概要:大規模なソフトウエアのシステムが数年にわたって手を加えられると、システムが理解しにくく、変更しにくい構造になっていく。本論文ではそのようなシステムにおいて、プログラムコードの変更履歴がエラーの発生数と密接に関係していることを示す。 | |||
0251080 | 中道 上 | ソフトウェア工学 | 松本 健一 |
発表題目: WebTracer:視線とブラウズ履歴を用いたWebユーザビリティ評価
発表概要: Webアプリケーションのユーザビリティ評価は企業の売上に影響するなど重要性が高い.そのためWebユーザビリティの評価が容易に行えるような評価手法,その支援環境が必要である.本研究ではユーザ操作を記録し,分析を支援するツールWebTracer提案する.またそれを用いたユーザビリティ評価実験を行い,他の評価方法との比較を考察する. | |||
0251075 | 徳永 泰浩 | 自然言語処理学 | 松本 裕治 |
発表題目:チャットにおけるディスカッション支援システムの構築
発表概要:ディスカッションにおいて参加者間の知識量の差がその質に影響を 及ぼすという問題がある.そこで本研究では,ネットワークを介したディスカッ ションを対象にし,参加者間の知識共有を支援するシステムの構築を目指す. 想定するシステムは,チャット履歴内の話題に関連した情報をwebから抽出し, 要約された関連情報や履歴のダイジェストなど,ユーザの要求に応じた情報を 生成する.現在までに,システムのプロトタイプを実装し予備的実験を行った. 本発表では,予備実験の結果,および今後の方針について報告する. | |||
0251084 | 縄田 浩三 | 自然言語処理学 | 松本 裕治 |
発表題目:質問応答システムにおける言い換えの適用
発表概要: 自然言語を知識源とする質問応答システムでは、質問文と対象テキストとをい かに柔軟にマッチさせるかが研究の大きな課題となる。今回、私たちは辞書よ り獲得した言い換え、人手で作成した言い換え知識を用いてこの課題に取り組 み、質問文とテキストの表現の差異の吸収をめざした。しかし、実装した言い 換え規則だけでは表現の差異をほとんど吸収できず、人手で規則を作成するの に限界が見えてきた。発表では、作成した言い換え知識を質問応答に適用し、 質問応答の表現の差を吸収できなかった例を示す。そして、機械的に言い換え 知識を獲得してくる必要性をし、今後の方針について述べる。 | |||
0251076 | 伴野 充 | コンピュータ設計学 | 藤原 秀雄 |
発表題目:Reducing Test Application Time in High-Level Test Generation
発表概要:製品として半導体集積回路を市場に出荷するためには、その製造された回路に故障(物理的欠陥)が無いことを保証するテストが必要である。近年、半導体集積回路の大規模化・複雑化によりテストにかかる時間が増加する傾向にある。そこで本発表では、レジスタ転送レベルにおいて、テスト実行時間を削減すためのテスト容易化設計法を紹介する。 | |||
0251079 | 中手 慎 | 像情報処理学 | 千原 國宏 |
発表題目:論文紹介"Keyframe interpolation with self-collision avoidance"
発表概要:キーフレームアニメーションは3Dアニメーションを作成する一般的な手法であるが、複雑な動作を作成するためにはアニメーション製作者に大変な負担がかかる。この論文ではその負担を軽減するための、一般的な補間方法に適用できる3Dモデルの衝突を避ける方法を提案する。 |
0251074 | 寺本 英司 | システム制御・管理 | 西谷 紘一 |
発表題目:<題目>マスタスレーブシステムの制御系設計
発表概要:<概要>操作者と作業対象が離れた環境でマスタシステム、スレーブシステムを用いて遠隔操作を行うことをマスタスレーブシステムという。本研究では、マニピュレータを2台用いることによりマスタスレーブシステムを実装することを目的とする。本発表ではシステムの設計手順および、今後の方針を述べる。 | |||
0251081 | 中村 敬介 | 音情報処理学 | 鹿野 清宏 |
発表題目:話者クラスに依存した音響モデルの動的選択を用いた音声認識
発表概要:不特定の話者を対象とした音声認識システムにおいて、不特定話者音響モデルを用いる場合に比べ、特徴の近い話者ごとに音響モデルを作成し、認識対象の音声に最適なモデルを動的に選択することで認識率が向上することが確認されている。また、各音響モデルの認識性能を高めるためには、話者をどのようにクラスタリングしていくかを考慮する必要がある。本発表では、これらの手法の有効性と、今後の方針について述べる。 | |||
0251088 | 西原 洋平 | 音情報処理学 | 鹿野 清宏 |
発表題目:タスクの変化に頑健な音声認識アルゴリズムの検討
発表概要:現在の音声認識システムにおいては、主にネットワーク文法とN-gram言語モデルが使用されている。ネットワーク文法は定型文に対しては高精度な認識ができるが、想定外の発話は認識できない。一方、N-gram言語モデルは多様な発話に柔軟に対応できるが、定型文の精度よい認識には不向きである。 そこで、N-gramの柔軟性を保持しつつ、定型表現を高精度に認識するために、GrammarAssisted方式(GA方式)が提案されている。GA方式はN-gram言語モデルを用いた認識において、デコーダの探索過程で、文法制約を言語スコアに反映させており、その度合いをGA係数と言う。しかし、GA係数はタスクや文法によって最適な値が異なり、限られた条件下以外では十分な効果が得られないと考えられる。そこで、本研究ではタスクや文法に応じて動的にGA係数を与えるアルゴリズムを提案し、より幅広いタスクにおいて、高精度な認識の実現を目指す。 | |||
0251082 | 夏山 京大 | インターネット工学 | 山口 英 |
発表題目:<題目>論文紹介"Routing stability in congested networks:Experimentation and analysis"
発表概要:<概要>ルーティングにおいて輻輳により生じる問題として経路のばたつきという現象がある。この論文では、その経路のばたつきを押さえる方法として輻輳が生じた時にルーティングの制御パケットを別のパスで流すことにより、制御パケットを到達させ、ばたつきを押さえる手法を実験において理論値と比較し検討および手法の有用性について評価している。 | |||
0251092 | 秦 康祐 | インターネット工学 | 山口 英 |
発表題目:<題目>マルチホーム接続における既存の信頼性向上技術の問題点の調査
発表概要:<概要>昨今、信頼性の確保や負荷を分散したいという要望が増加している。そのような要望に答える技術としてmulti-homeが挙げられる。現行のmulti-home技術を紹介し、その問題点を明らかにした上で、新しいmulti-homeの手法を提案する。 | |||
0251083 | 成松 英一 | ロボティクス | 小笠原 司 |
発表題目:赤外線カメラを用いた顔の認識
発表概要:近年、ロボットと人間との間のインタフェースに関する研究が盛ん に行なわれている。ロボットが人間を認識するためには外部センサが必要であ る。外部センサがいろいろなセンサが存在するが、照明条件にロバストに測定 でき,さらに人間の体温を測ることが可能なセンサとして赤外線カメラに注目 した。本発表では、赤外線カメラを用いた人間の顔・表情の認識に関する論文 を紹介し、今後の研究方針について述べる。 |
0251077 | 中尾 嘉宏 | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:大規模ネットワークにおける障害からの自動復旧を図ったサーバシステムの提案
発表概要:近年インターネットの普及により企業や研究機関において、大規模ネットワークが設置されている。本研究ではこのネットワーク内のサーバ管理の自動化を目的とし、ネットワーク内のトラブルを検出し、修復するモデルを提案する。 | |||
0251078 | 長尾 寛行 | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:MPEG-4画像に誤り訂正符合を適用したマルチキャストレート制御
発表概要:近年、インターネットにおける実時間通信に対する要求が高まり、音声や映像のストリーミング技術が実現されている。本研究では放送型の映像配信システムを研究対象とし、受信者の環境に応じた高品質動画像の実時間配送システムの構築を目的とする。手法としてはマルチキャストにおけるパケット損失を誤り訂正符合とレート制御により軽減することで動画像品質を保証する方式を提案する。 | |||
0251090 | 能城 茂雄 | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:異機種環境におけるディレクトリサービスを用いたユーザ管理機構システムの提案
発表概要: 企業や学校などのUNIXやWindowsなどが混在した異機種環境では、ユーザ管理やシステムリソースの管理は、多くの人の手間と時間を必要とする。 本学でも、NISを中心としたユーザ管理が行われている。しかしNISを中心としたユーザ管理やシステム管理にはセキュリティとコスト面で大きな問題があり、なりすまし問題などのセキュリティ上の課題を抱える。また異機種環境においては、相互運用性での対応が不十分であるため、非常に管理コストがかかる。 これらの問題を回避するためには、異機種環境における統一した枠組みのなかで必要な情報への容易なアクセス方法を提供し、不要な情報をネットワーク上に流出しないことが重要となる。ひとつの解決策としてはディレクトリサービスを用いた手法が考えられる。しかし既存のディレクトリサービスには、セキュリティ面での懸念や既存環境からの移行などが問題となる。 これらの問題を解決するために、代表的なディレクトリサービスであるLDAP(Lightweight Directory Access Protocole)を検証し、LDAP統合環境の開発を行い、本学における新アカウント管理システムを構築しその有効性を示す。 | |||
0251085 | 西岡 宗一郎 | 情報コミュニケーション | 山本 平一 |
発表題目:全国高校野球夏の甲子園大会インターネット中継の報告
発表概要:<概要>全国高校野球夏の甲子園大会では、大会期間中は短期間に大量のアクセスがあるため、大規模WWWサーバの実験の場として適しいる。本発表では、実際に運用に用られているシステムの紹介を行ない、本年度新たに開発、導入したサーバ資源の動的割り当て機構についての説明と、その運用結果について報告する。 | |||
0251086 | 西垣 弘二 | ソフトウェア基礎学 | 伊藤 実 |
発表題目:携帯端末間で協調動作を行うアプリケーション開発のためのミドルウェアの研究
発表概要:近年の携帯端末及び無線通信環境の発展・普及により,モバイルノード間の無線通信を伴う,モバイルアプリケーションが注目されている。本研究では,携帯電話上でモバイルアプリケーションを実行するためのシステムの構築を目的とする。携帯電話上でモバイルアプリケーションを実現するためには,リソースや通信プロトコルの制限があり,その解決のために,アプリケーションの処理の大半をサーバ上で実行する。また,コンテキスト距離の概念を用い,協調動作を行うノードの接続範囲を制限する。 | |||
0251087 | 西澤 数磨 | 応用システム科学 | 杉本 謙二 |
発表題目:論文紹介 記号入出力型コントローラによる二輪走行車両のライン追従制御
発表概要: マイクロプロセッサ技術の進歩で、航空機から家電までマイクロプロセッサ製品が導入されている。その中見を見てみると、離散的、論理的な信号と連続的な信号が混在しているシステムである。このシステムのことをハイブリッドダイナミカルシステム(HybridDynamical Systemstoiu,HDS)といい、まだ体系化されていない。そうした中、論理に基づく離散的な制御器により、連続的な制御対象を制御させるといった、離散事象システムと連続時間システムを結びつけるHDSシステムモデルが提案された。しかし、それは基本的な枠組が述べられているにすぎなかった。そこで本論文では、具体的な制御則を提案し、その有効性を実機により確認している。 |