0251005 | 安島 智也 | 応用システム科学 | 杉本 謙二 |
発表題目:光バーストスイッチングにおけるラウンドロビン型バースト生成方式の提案と性能解析
発表概要:次世代の IP over WDM を実現する光交換技術の一つに、光バーストスイッチングがある。本研究では、特にエッジノードでのバースト生成に焦点を当て、バーストを目的地ごとにラウンドロビンで生成する方式を提案し、待ち行列理論を用いた性能評価を行う。具体的には、WDMノードにおける生成されたバースト入力と他ノードからのバースト入力を持つ即時システムを考え、連続時間マルコフ連鎖解析により、ノード単位のバースト棄却率を導出する。数値例において、解析結果より得られたバースト棄却率と従来のアーラン呼損式とを比較し、対象システムに対する解析手法の有効性を示す。 | |||
0251001 | 相田 建 | 応用システム科学 | 杉本 謙二 |
発表題目:論文紹介〜サンプル値H∞制御理論を用いたハードディスクのフォロイング制御
発表概要: 近年、CPUやDSPの低価格化に伴ってディジタル制御を前提とした制御系設計手法に対する期待が大きい。本発表では、制御性能を低下させずハードディスクの容量の領域を10%以上占めるトラック位置情報を極力減らすこと、つまりサンプリング周期を長くとることができることに有効性が確認されたサンプル値H∞制御についての論文を紹介し、今後の研究との関連について述べる。 | |||
0251009 | 荒井 崇行 | 応用システム科学 | 杉本 謙二 |
発表題目:インターネット設計に向けたトラヒック同定手法について
発表概要: 近年、インターネットトラヒックの増大に伴い、サーバやルータ、スイッチの設計においておいてトラヒックの確率的変動を把握することは極めて重要である。本発表では従来の待ち行列理論で解析可能な到着過程であるMMPPの概要及び、そのパラメータの決定手法として用いるEMアルゴリズムについて紹介する。 | |||
0251018 | 上野 貴史 | 応用システム科学 | 杉本 謙二 |
発表題目:論文紹介 連続な状態、行動空間の自律分割機構を持つ強化学習法
発表概要: 近年、強化学習を用いた自律移動ロボットの制御が研究されている。 その際、ロボットの置かれている状況に適したセンサ情報と、行動出力の離散化が強化学習の成功、不成功を支配する重要な要素である。本発表では、この離散化そのものを学習過程で自律的に行う新しい強化学習法を紹介する。 | |||
0251008 | 新井 イスマイル | 情報科学センター | 砂原 秀樹 |
発表題目:インターネット自動車におけるPush型情報配信システム
発表概要:インターネット自動車システムでは、自動車をインターネット上のノードとして捉え、自動車の情報化を行う。そのインターネット自動車において地域に特化した情報を自動車に配信するサービスが注目されている。そういったサービスを提供するための機能要件について説明し、既存研究において不足している内容を見出し、今後の研究方針について発表を行なう。 |
0251006 | 足立 一樹 | 音情報処理学 | 鹿野 清宏 |
発表題目:韻律的に多様な音声データベースを利用した合成音声の高品質化
発表概要:高品質な合成音声を生成する手法として、波形接続の後処理として音声の分析合成手法によって韻律の制御を行うことが考えられるが、分析合成手法を用いて韻律の変更を行う場合、変更の程度に応じて品質劣化が生じる。この問題点の改善法としては韻律変更に伴う品質劣化の少ない音声合成手法の確立と、韻律の変更量を少なくするような効率的な音声データベースを整備することが考えられる。本発表ではピッチが多様な音声データベースを整備することによりピッチの変更量を削減し、品質劣化を低減する手法について述べる。 | |||
0251020 | 大浦 央子 | 音情報処理学 | 鹿野 清宏 |
発表題目:実画像を用いた発話顔画像合成の改善
発表概要:人間・機械間における円滑なコミュニケーションのため,広く顔画像合成の研究が行われており,主に擬人化エージェントへの応用が期待されている.本研究室においても実画像を用いた発話顔画像合成器が開発されており,このシステムは二次元実顔画像を用いたコーパスベース方式で,テキスト情報からフレーム選択を行うことで発話顔画像を合成する.しかしながら,音素間における唇の動きの不連続性や,頭などの動きの不自然さ等の課題が残されている.本研究では,このシステムの聴覚障害者支援システムへの応用を考え,これらの問題点を改善することで,より自然で滑らかな発話顔画像合成を行うことを目的とする.本発表では,現在のシステムの紹介を行い,三次元情報を用いた改善手法を含めた今後の研究方針について述べる. | |||
0251010 | 飯田 龍 | 自然言語処理学 | 松本 裕治 |
発表題目:Support Vector Machineを用いた照応解析
発表概要:照応や省略の問題は,言語学および言語工学の問題として広く研究されている.近年では,この問題を照応するかどうかの2値分類と捉え,機械学習による分類問題として解く手法が試みられている.しかし,先行研究では先行詞と照応詞の局所的な情報とそれらの関係だけ用いて学習し分類を行なっており,文脈の情報をほとんど考慮していない.そこで文章の構造や言語学的な知見を考慮した素性を学習させることで照応の精度向上を目指すことを考える. | |||
0251016 | 伊藤 敬彦 | 自然言語処理学 | 松本 裕治 |
発表題目:リンク解析に基づく文献検索システムの構築
発表概要:文献の参照、被参照情報は論文の貢献度を客観的に評価する尺度として有用であると考えられ、SCI、JCRといった商用の文献評価サービスにも用いられている。また、同様の考え方に基づくリンク解析が現在WWWページのランキング手法として盛んに研究されている。ただし、WWWを解析する目的で作られたリンク解析アルゴリズムを論文間の参照データにそのままの形で採り入れると、データ構造の違いから昔に書かれた論文ほど重要度が増大してしまう。しかし、一方で比較的新しく重要な論文をうまく検索することができない。我々はこういった利用者の背反な要求に答えうる文献間参照用リンク解析手法の開発を目指す。本発表においては仮想データを用いた簡単なシミュレーションと今後の方針について述べる。 |
0251011 | 池田 篤俊 | ロボティクス | 小笠原 司 |
発表題目:初期滑りセンサを利用した把持力制御
発表概要:工業用ロボットハンドは個々の目的に特化して設計されたものが多く, 様々なタスクに適用するには駆動自由度やセンサ情報が不足している.現在, 汎用的なロボットハンドによる柔軟なマニピュレーション技術への期待が高まりつつある.一方, 人間の把持力制御の研究では, 初期滑りの知覚が重要であると指摘されている.そこで, ロボットハンドの指先に搭載できる滑りセンサを開発し, このセンサを用いた把持力制御手法の構築を研究目的とする. | |||
0251012 | 池山 智之 | ロボティクス | 小笠原 司 |
発表題目:知的車いすにおけるインターフェース
発表概要:今日の日本は,高齢化・少子化社会を迎えつつあり,少ない人材で効率的な介護・支援を行なうシステム開発が必要となっている.中でも身体の不自由な人々の重要な交通手段である,車いすの自動化は需要が高まっている.車いすの自動化において,搭乗者の意思を汲み取るインターフェースの開発が不可欠であるが,十分なものは開発されていない.本発表では,従来行なわれた車いすのインターフェースに関する論文の紹介と今後の研究の方針を発表する. | |||
0251019 | 梅本 耕司 | ロボティクス | 小笠原 司 |
発表題目:分散視覚を用いた行動認識システム
発表概要:近年、人の生活支援を目的とした環境型ロボットシステム(ロボティックルーム)の研究がなされている。ロボティック ルームを実現するためには人が何を支援して欲しいかという情報が必要であり、それにはまず人の行動や表情の認識を行なうことが 不可欠である。多くの外界情報を得るには分散視覚が有益であると考え、本発表では、分散視覚を用いたシステムに関する論文を紹 介し、 今後の研究との関連について述べる。 | |||
0251022 | 相宅 玲志 | ロボティクス | 小笠原 司 |
発表題目:筋骨格モデルを用いた歩行動作解析
発表概要:人のスポーツ時や歩行時における身体運動をバイオメカニズム的に解析する手法として、筋電を測定する方法とモデルを作成しシミュレーションをする方法がある。前者の方法は深部筋の活動状態の測定が困難である。後者の方法も、計算コストの問題により簡略化した筋骨格モデルの使用にとどまっていた。本研究では、体全体のより詳細な三次元筋骨格モデルの作成を行い、計算コストの問題を解決するための高速動力学計算手法を用いて歩行動作の解析を行う予定である。 | |||
0251017 | 井上 晶広 | 言語設計学 | 渡邉 勝正 |
発表題目:ActiveSoftware における環境認識
発表概要:ソフトウェア開発において、その複雑さは日々増大を続けている。 このような状況を解決するために、近年 ActiveSoftware という概念が提唱された。 本研究は、この ActiveSoftware を実現するための手法について議論するのもである。 そして、そのために必要であると考えられる環境認識の方法について述べる。 | |||
0251021 | 太田 政宏 | インターネット工学 | 山口 英 |
発表題目:マルチホーミングにおけるSCTPの実時間パス切り替え手法の紹介
発表概要:信頼性のある通信を実現するために、マルチホーミング環境が増加している。SCTPはマルチホーミングに対応したプロトコルであり、複数のパスを切り替えることで信頼性のある通信を実現している。しかし、パスの切り替えが非常に遅いという問題がある。その問題を検証し、より高速にパス切り替えを行うアルゴリズムの検討し、関連文献の紹介も行う。 |