0151127 | SETALAPHRUK VACHIRASUK | 木戸出正繼、小笠原司、河野恭之 |
発表題目:概略地図によるロボットナビゲーション
発表概要:ロボットがナビゲーションを行うには,環境のモデル,いわゆる地図が必要不可欠である.従来のナビゲーションシステムでは,ロボットが持っている地図は正確であると仮定することが多いが,本研究では案内板にあるような,距離や障害物情報の不正確さを含む地図に基づいてナビゲーションを行うロボットの実現を目的としている.本システムの利点と概要を説明し,地図の不正確さから生じる課題およびその解決策について考察する. | ||
0151021 | 大杉直樹 | 松本健一、小山正樹、飯田元 |
発表題目:協調フィルタリングに基づくソフトウェア機能推薦システム
発表概要:今日,ワープロソフト等のCOTS(Commercial Off The Shelf)ソフトウェアは非常に多くの機能を備えている.このため,機能が多すぎてユーザが有用な機能を探すことが難しいという問題が生じている.この問題を解決するため,個々のユーザにとって有用だと思われる機能を推薦するシステムを提案する.提案する推薦システムと従来のシステムの相違点を説明し,従来の協調フィルタリングアルゴリズムを提案システムに適用した場合の問題を説明する.その問題を解決するアルゴリズムを提案し,その性能評価実験の結果を報告する. | ||
0151089 | 福冨弘敦 | 横矢直和、千原國宏、山澤一誠 |
発表題目:実写画像を用いた対話的な照明シミュレーション
発表概要:仮想環境内で照明条件を対話的にシミュレートする従来研究では、環境内の物 体が鏡面反射特性を含む場合、対話的な照明操作を実現することは困難であっ た。そこで、本稿では鏡面反射を含むシーンにおいて照明条件を対話的にシミュ レーションすることのできるシステムを構築する。具体的には、対象となる環 境の3次元形状と実写画像を入力とし、拡散反射特性については相互反射の影 響を考慮した推定を行い、鏡面反射特性については反射モデルに当てはめるこ とにより推定を行う。次に推定された反射特性をもとに計算機上にシーンを復 元する。実験では、実際にミニチュアの部屋を復元し、計算機上で部屋の照明 条件を対話的にに変化させることが可能であることを示す。 | ||
0151022 | 大野康法 | 鹿野清宏、松本裕治、Nick Campbell、猿渡洋 |
発表題目:話者適応音響モデルを用いた英語学習者の発音評価手法の検討
発表概要:近年,個人英語学習の為の計算機支援型学習(CALL)システムの研究が盛んに行われている.CALLシステムを用いた英語学習としては,発音やリスニングなどが挙げられるが,本研究では英語発音学習システムの発音評価法について検討する.英語学習者の発音評価において,音声認識技術によって算出される音響尤度を評価尺度とする評価手法の検討を行う.音響尤度は話者性に左右されるため,話者適応技術を用いて話者に特化した音響モデルにより話者性を正規化し,バイリンガル話者の発音を基準とすることで学習者の発音評価精度の向上を目指す. |
0151023 | 岡井洋樹 | 松本健一、西谷紘一、飯田元 |
発表題目:ソフトウェアプロセスのコンポーネント化とソフトウェアメトリクスの指定
発表概要:ソフトウェアプロジェクト開発のプロジェクトにおいて定義されるソフトウェアプロセスをコンポーネントに分割し,それらをXMLで記述する.更に個々のコンポーネント内にソフトウェアメトリクスを記述する事により開発の支援を行なう.ソフトウェアプロセスのコンポーネント化は,ソフトウェアプロセスを作業単位毎に詳細に決定する事によって各作業員の理解容易性につながる.また,開発の終了時に組織のデータベースにコンポーネントを格納しておく事により,後の類似の開発においてコンポーネント単位で参照及び再利用ができる.XMLで記述する利点は,タグによる制約が無く,様々な形式の文書に容易に変換できるので格納用の文書として最適である事が挙げられる.そしてコンポーネントにソフトウェアメトリクスを適用する事により,コンポーネント毎に適切なソフトウェアメトリクスを割り当てる事が可能になる.また,過去のコンポーネントの参照及び再利用を想定した場合,ソフトウェアメトリクスの値も参考にできる点も挙げられる. | ||
0151042 | 後藤徹平 | 松本健一、西谷紘一、飯田元 |
発表題目:CMMに基づくソフトウェア開発計画作成支援システムの構築
発表概要:ソフトウェアプロセスの品質評価基準であるCMMの成熟度レベル3では,組織の標準プロセスからプロジェクト定義プロセス(PDSP)を開発し,それをもとにソフトウェア開発計画(SDP)を作成することが求められる.しかしながら,PDSPやSDPを作成することは困難な作業であり,プロセス資産の再利用が進まない一因となっている. そこで本研究では,PDSP/SDPを作成するために必要であるプロセス要素,ライフサイクル,作業成果物,役割といった情報をデータベース化し,これらの作成を支援するためのソフトウェア開発計画作成支援システムを構築する. | ||
0151031 | 粕淵健郎 | 松本健一、植村俊亮、飯田元 |
発表題目:ソフトウェアプロセスに関するリポジトリ参照のための知識ベースシステムの提案
発表概要:組織におけるソフトウェアプロセス成熟度向上のためには,過去のソフトウェア開発 プロジェクトにおけるソフトウェア作業成果物を保持・管理し,新たなプロジェクトにおける プロセス活動に利用できるシステムを持つことが必須である. そこで本研究では,さまざまな過去のソフトウェア作業成果物を検索利用できる知識ベースを 作成する. 特徴としては,ソフトウェアプロセスモデルをソフトウェア開発における状況を表現する手段のひとつで あると捉え,リポジトリ参照に利用していることが挙げられる. プロセスモデルの形をクエリとし,過去の類似プロセスモデル(とそのインスタンス)を検索し, そのモデルに関連する作業成果物を参照利用できる知識ベースシステムを提案する. |