ゼミナール講演

日時平成 14年 10月 15日(火)3限(13:30 -- 15:00)
場所L1
講演者陶山 明
所属 東京大学 大学院 総合文化研究科
講演題目 生命から誕生した次世代コンピュータ「DNAコンピュータ」
概要
DNAコンピュータは、DNA分子でデータやプログラムを表現し、 その反応で計算処理を行う『ウェット』なコンピュータである。 莫大な数のDNA分子の反応を利用した超並列計算機として8年ほど前に誕生した。 はじめは電子計算機を凌駕する超並列計算機として研究が進められたが、 最近ではバイオやナノテクノロジーへ応用する研究が注目されはじめている。 分子をデータとしてそのまま処理することや自律的計算ができるという電子計算機にはない特徴を活かすと、 生命現象の解明や病気の診断・治療、 ナノスケールでのファブリケーションなどに威力を発揮する。 電子コンピュータを補完する次世代コンピュータとして、 その発展が期待されている。

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平成14年度ゼミナール担当