計測情報処理 I
Sensory Information Processing I


講義目的

マルチメディア情報(時系列・画像・映像)の計測・処理・提示に関する数学 的知識の修得。

講義内容

 1 概論(計測・制御・情報)
 2 時系列情報のモデリング(連続時間信号・フーリエ変換)
 3 空間情報のモデリング(多次元信号・多次元フーリエ変換)
 4 情報の離散化(時間離散化と空間離散化)
 5 離散フーリエ変換とパワースペクトル
 6 不7可視情報の可視化法(波動映像計測法の基礎)
 7 反射映像法(超音波断層法)
 8 透過映像法(X線CTと像再構成論)
 9 放射映像法(赤外線イメージング・放射光イメージング)
10 画像処理オペレータ(画像フィルタ)
11 画像圧縮論(画像アーカイブ・JPEG・MPEG)
12 映像表現論(三次元映像と仮想現実感)
13 ウェアラブル情報計測論(モーバイルデバイス・情報ネットワーク)

教科書

 講義要録(ネットワーク配布)

参考書

 1 P.A.Lynn and W.Fuerst: Introductory-Digital Signal Processing with Computer
    Applications, Wiley, 1989.
 2 H.Schroder and H.Blume: One-and Multidimensional Signal Processing, Wiley, 2000.
 3 S.Haykin(Ed.): Array Signal Processing, Prentice Hall, 1985.
 4 M.Soumekh: Fourier Array Imaging, Prentice Hall, 1994.
 5 S.Webb(Ed.): The Physics of Medical Imaging, Adam Hilder, 1988.
 なお、講義要録中にも各章ごとに随時掲載している。

前提とする知識

 行列や微積分に関する基礎知識があることが望ましいが、予習や復習の基礎演 習などによって自ら学習することができるので、必須の先修条件ではない。

成績評価方法及び基準

成績評価は、複数回にわたるレポート(20%)、および二回の試験(80%) によって行う。