データ工学 I
Data Engineering I


講義内容

 データベース管理システムはあらゆる組織の基幹業務および意思決定にとっ て必要不可欠なシステムとなっている。記憶装置の大容量化により,組織や個 人が蓄積するデータ量は増大の一途を辿っており,インターネットの急速な普 及は,そのようなデータの配布を容易にしている。このような状況のもとで, 大量データを効率よく管理し,必要な情報を簡単かつ高速に検索するための技 術が以前にも増して重要になってきている。
 本講義では,このような認識のもとで,データベース管理システムおよびイ ンターネット時代のデータベースに関する基盤技術を理論と実際のバランスに 配慮しながら講述する。
 習得すべき内容を講義時間のみですべてカバーすることは困難であるため, 講義のホームページに掲載している参考書,参考文献,参考URLなどをもとに した能動的な学習態度が強く望まれる。
 具体的な内容は以下の通りである。

  1.データベースシステム概論
  2.データベースモデル
  3.関係データモデル
  4.データベース言語 SQL
  5.Webデータベース
  6.XMLとデータベース
  7.問合せ最適化

教科書

 講義ノートを配布する。
 
参考書

 講義のホームページ
 (http://db-www.aist-nara.ac.jp/members/Yoshikawa/lecture/DE-I.html)
 を参照すること。

前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)

 述語論理(人工知能基礎論)

成績評価方法及び基準

 成績評価は,レポート(40%),及び試験(60%)によって行う。