ゼミナール発表

日時: 1/11(金)3限


会場: L2

0051002 安東雅人 システム制御・管理 西谷紘一
発表題目:多種生理指標を用いた思考状態の推定
発表概要:化学プラントや工場等の大規模なシステムを管理・操作するオペレータは、緊張や論理的思考の混乱からヒューマンエラーを起こしてしまう。このようなエラーが大事故や災害につながる恐れがあり、運転支援システムが求められている。そこで本研究では、複数の生理指標のデータからオペレータの思考状態をモニタリングするモデルの構築を目的とする。モデルに適した生理指標の検証と実際にモデル構築をし、このモデルの評価を行なう。
0151011 稲垣 浩司 知識工学 伊藤実
発表題目:他エージェントの行動予測を利用したマルチエージェント強化学習の状態空間分割による高速化
発表概要:他エージェントの行動を推定しながら学習を進行するマルチエージェント強化学習法が提案されているが,この学習法では,状態空間が広いなど学習に時間を費やす問題に対して,他エージェントの行動推定の誤差が大きくなるという問題点がある.本研究では,他エージェントの実行する行動を予測しながら学習を進行するマルチエージェント強化学習法に,状態空間を分割して学習を高速化する手法を導入した.実験の結果,学習の高速化が他エージェントの行動の推定誤差を低く抑えることを示した.
0151083 早川 朋一 言語設計学 渡邉勝正
発表題目:VLSIのモジュール間通信方式に関する研究
発表概要: VLSIの高密度集積化、高速化に伴い、チップ内のモジュール間通信において、クロストークや、スキューなどの問題が表面化してきている。 これらの問題を解決するため、モジュール間を高速シリアル通信により接続する方式を提案する。 発表では、高速シリアル通信で用いるリング発振器を外部クロックと同期させる方法を述べた上で、 高速シリアル通信の構成、設計・レイアウト結果、シミュレーション結果について述べる。
0151091 藤井 眞吾 マルチメディア統合システム 植村俊亮
発表題目: XML データベース XRel の実装とその評価
発表概要: XML は、構造化文書を記述するためのメタ言語であり、ネットワークを通じて交換される文書やデータの共通フォーマットとして爆発的に普及している。 今後 XML で記述される文書数は増大することが予想されるため,大量の XML 文書を効率的に管理、運用することのできる XML データベースの研究、開発は急務である。 本研究では、文書型定義に依存しない XML 文書の格納、検索手法である XRel について、その実装と性能評価を行う。 実装したデータベースの性能評価は、XML データベースのためのベンチマーク試験である Xmark によって行う。 具体的には、Xmark 中で規定される XQuery による 20 の問合せを XRel の問合せ式に変換しその処理時間を計測する。