0051012 | 梅谷真也 藤原秀雄,伊藤実,井上美智子 |
発表題目:非同期共有メモリシステムにおける適応型繰り返し改名アルゴリズム
発表概要:非同期共有メモリシステム上で,従来よりも効率良く名前の獲得と解放を 繰り返し行う分散アルゴリズム(改名アルゴリズム)を提案する. N個のプロセスは最初,1,2,…,N の範囲の一意な名前を持っているが, 改名アルゴリズムを実行することで,1,2,…,O(k^2) の範囲で新しく一意な 名前を獲得する.ここで,k はポイント競合度を示す. | |
0051202 | 澤井克之 鹿野清宏,木戸出正継,猿渡洋 |
発表題目:音源方位情報を利用した高速収束ICAアルゴリズムによるセミブラインド移動音源分離
発表概要:複数の音源が混在する状況において、観測された信号から特定の音源信号を分離する手法としては、独立成分分析(ICA)に基づく手法が近年注目されている。しかし、ICAに基づく手法では動的な環境変化に対して十分な性能を持つ音源分離フィルタが形成できず、移動音源への適用が困難である。これは、ICAの反復学習過程における最適解への収束が遅く、環境の変化速度にフィルタが追従できないためである。本研究においては、音源方位情報の利用によってICAの高速収束化を図り、移動音源へのICAの適用を試みる。発表当日は、アルゴリズムの解説を行い、移動音源分離デモを行なう予定である。 | |
0051074 | 奈木野豪秀 鹿野清宏,木戸出正継,猿渡洋 |
発表題目:頑健な音声対話システムの開発
発表概要:人と機械のより自然なコミュニケーションの実現の一つとして近年、音声対話システムの開発及び研究が盛んに行なわれている。本研究ではNTTで開発された音声対話システムをベースに、より認識精度及び認識速度の高い対話システムの開発に取り組んでおり、発表ではその成果について報告する。 | |
0051005 | 石井 淳 渡邉勝正,藤原秀雄,木村晋二 |
発表題目:オブジェクト指向に基づくハードウエア生成とその応用
発表概要:現在,様々なアプリケーションがオブジェクト指向で設計/記述され ているが,その中には本来オブジェクト単位での並列,自律・分散処理が可能な ものもある.本発表では近年大規模化・高機能化の著しい再構成可能デバイスで あるFPGA(Field Programable Gate Aray)上にオブジェクト指向で設計/記述され たアプリケーションを専用回路として実現するための手法と,本手法で生成され るHWに適合するアプリケーション例を示す. | |
0051050 | 鈴木真人 渡邉勝正,藤原秀雄,木村晋二 |
発表題目:組み込み向けJavaプロセッサにおける最適化機構に関する研究
発表概要:携帯情報端末などの組み込みシステム向けの言語として優れた性質を持つJavaが注目されている. その中で省メモリ・省電力性の高いJavaプロセッサの研究開発が行なわれている. 一般にJavaの処理系はスタックマシンとして動作する. しかしこの方式は演算の前後にスタック操作を行なわなければならず効率が悪い. 本研究では,Javaプロセッサにレジスタと動的命令変更機構を付加することにより問題の解決を図る. |
0051020 | 越智一敦 山口英,砂原秀樹,門林雄基 |
発表題目:MPLSでの高速なラベル配布機構の提案
発表概要:現在商用インターネットバックボーンでは、顧客の様々な要求に対応するように、任意の経路制御が可能となるMultiprotocol Label Switching(MPLS)の導入が進められている。 MPLSはラベルを網内のノードに通知し、パケットに付加されたラベル値に基づいてパケット転送を実現する技術である。 しかし、このMPLSにはラベルを配布する時間が網内のノード数に比例して増加する欠点を持つ。 本研究では、MPLSでの高速なラベル配布機構を提案する。 | |
0051035 | 河野智彦 山口英,砂原秀樹,門林雄基 |
発表題目:SSMマルチキャストの移行モデルの提案
発表概要:新しいマルチキャスト方式としてSSM(Source Specific Multicast)が提案された。SSMは、従来のマルチキャスト方式で問題とされていた幾つかの問題点を解決しており、今後の標準として注目される方式である。しかし、SSMの導入にはルータのOSや設定の大きな変更を必要とする場合があり、正常に動作しているネットワークを不安定にするリスクがある。そこで本発表では、SSMを導入するための移行モデルを提案する。この提案により、SSMの導入を安全に行なうことが期待される。 | |
0051118 | 横山輝明 山口英,砂原秀樹,門林雄基 |
発表題目:MPLSネットワークでの新たな設計手法の提案
発表概要:近年、インターネットでのバックボーンネットワーク構築のための技術としてMPLS(Multi-Network Protocol Lambda Switching)という技術が用いられている。 MPLSネットワークでは、ネットワーク内を管理するポリシーサーバを導入することによって、ネットワーク内の各リンクに対して帯域予約を行うことができる。 このときリンク容量のうち、帯域予約の割合が変化することで予約の呼損率、ポリシーサーバの処理負荷もまた変化する。 本研究は、こうしたMPLSネットワークの挙動を解析し、明らかにすることで、MPLSネットワーク設計手法への支援を目指したものである。 | |
0051119 | 吉川順也 山口英,砂原秀樹,門林雄基 |
発表題目:OSPF分散計測機構の提案
発表概要: OSPFとはインターネットにおいて最も多く利用されている、組織内経路制御プロトコルである。 しかしホスト数の増大に伴い、大規模なネットワークにおいてOSPFを安定運用することが困難となっている。 その原因の一つとして、大規模なネットワークにおけるOSPFの挙動に関する研究の不足が挙げられる。 このような現状を踏まえ、本研究ではOSPF分散計測機構の提案を行なう。 |