0151047 | 櫻井 弘明 | システム基礎 | 杉本謙二 |
発表題目:論文紹介(Richard Gibbens,Robin Mason,and Richard
Steinberg,"Internet Service Classes Under Competition",IEEE Jornal on
Selected Areas in Communications,Vol.18,No.12,December 2000,pp.2490-2498.)
発表概要:インターネットのリソースは"共有地の悲劇"として知られており,ま たインターネットに対する課金は輻輳を制御するために必要とされている.本発 表では,複数のサービスクラスを提供する2つのInternet Service Probider間の 競争をゲーム理論を用いて解析した先行文献を紹介し,今後の研究の方針を述べ る. | |||
0151048 | 佐々木 寛 | 自然言語処理学 | 松本裕治 |
発表題目:文書検索における適合性フィードバックの効率化について
発表概要:文書検索における適合性フィードバックでは、ユーザからの検索システムへのフィードバックの量が多いほど検索結果を改善することができるが、本発表ではユーザからのフィードバックの量が少ない状況下でいかに効率良く検索結果を改善していくかについての、これまで提案されたシステムや実験結果について考察をおこない、今後の研究との関連について述べる。 | |||
0151049 | 佐藤 純次 | 情報科学センター | 砂原秀樹 |
発表題目:ネットワークを利用した動的な環境適応機構の設計
発表概要:IPv6の普及および情報家電の開発に伴い、ネットワークを介したデバイスへの接続性の向上が望まれる.現在、JiniやUniversal Plug and Play(UPnP)と呼ばれる技術では、JavaVMやUPnPプロトコルスタックを用いて特別な設定を必要とせずにデバイスへのアクセスを実現している.本発表では、これらの技術を踏まえた上で、それに代わる別なアプローチとして、デバイスドライバの動的ロードを利用しカーネルレベルで直接デバイスを扱う方式を提案し検討を行う. | |||
0151050 | 佐藤 弘紹 | ソフトウェア計画構成学 | 松本健一 |
発表題目:論文紹介(Palsberg J., Krishnaswamy S., Minseok K., Ma D., Shao Q., and Zhang Y.: "Experience with software watermarking",
In Proceedings of the 16th Annual Computer Security Applications Conference, 2000, pp.308-316, IEEE.)
発表概要:違法コピーやプログラム改変などの攻撃に対して,ソフトウェアに含まれる知的財産を保護する手法としては, コードに電子透かしを入れる,コード自体を難読化することなどがあげられる. 本論文では,電子透かしを用いた際のオーバーヘッドと攻撃に対する耐性を実験により評価し,その有効性を確認した. | |||
0151051 | 澤井 裕子 | 計算機言語学 | 山口英 |
発表題目:ICMPを利用したIP Traceback 手法についての考察
発表概要:近年、インターネットにおいて、大量のパケットを送信することでサービスの妨害を行うサービス不能攻撃(DoS攻撃)が問題となっている。このDoS攻撃への対策として、攻撃元までの経路を追跡し攻撃者を特定する、IP Tracebackという手法が注目されている。本発表では、IETFで標準化が進んでいるICMPを利用したIP Traceback手法である、 ICMP Traceback Messages と Intention Driven ICMP Tracebackという2つの手法を取り上げ、その比較と検討を行い、今後の研究方針を述べる。 | |||
0151052 | 白石 達也 | 音情報処理学 | 鹿野清宏 |
発表題目:画像データベースを用いた自然な発話動画像合成の検討
発表概要:近年のコンピュータ性能の向上により,情報環境と人間が接する機会が増加 してきており,それに伴い人と機械の円滑なコミュニケーションが求められている。この ような現状から,人と機械をとりもつマンマシンインタフェースは重要であると思われる 。このため現在,擬人化エージェントの研究が盛んに行われているが,エージェントの多 くはCGが用いられており,より円滑なコミュニケーションが期待される実画像を用いた エージェントは発話時の自然性の不足から満足のいく結果は報告されていない。本発表で は,実画像を用いて音声時間情報からの顔画像合成の予備実験の結果と考察を示し,より 円滑なコミュニケーションを目的として実画像の画像データベースを用いた発話動画像合 成の検討を行う。 |
0151053 | 杉岡 真行 | 情報ネットワーク | 山本平一 |
発表題目:論文紹介(新, 安部田, 佐和橋, "ブロードバンドパケット無線アクセスの検討," 信学技報 RCS2000-136, pp.59-66, 2000年10月)
発表概要:有線ネットワークにおけるインターネットの急速な普及、情報の多元化、大容量化、更には次世代インターネットの発展を考慮すると、移動通信においても、更なる高速化、高品質化および要求品質の多様化が求められてくる。 これらの要求に応えるためには、上下非対称通信かつバースト伝送に適したパケット伝送による無線アクセス方式が必須であると考えられる。 本発表では、この無線アクセス方式の比較検討が行なわれている論文を紹介することにより、これから行なう研究の位置付けおよび方向性を示す。 | |||
0151054 | 杉本 徳和 | 論理生命学 | 石井信 |
発表題目:複数の状態予測と報酬予測モデルによる強化学習と行動目標の推定
発表概要: 本研究では、複数の状態予測モデルと報酬予測モデルの組み合わせによって出力が決定されるモジュール強化学習方式(CMMRL: Combined Multiple Model based Reinfrocement Learning)を提案する。 従来のMMRLは,予測モデルと強化学習コントローラを対としたモジュールを単位として環境の予測の正確さに基づく責任信号を算出し、各モジュールの出力を責任信号で重み付けすることによって制御を行う強化学習方式であった。 今回我々は予測モデルを状態予測モデル群と報酬予測モデル群に分け、各強化学習コントローラは対応する予測モデルと報酬モデルを持つ方式を提案する。 まず責任信号は各状態・報酬予測モデル群において2種類算出される。その積を正規化することによって各コントローラの責任信号が算出され、それによって出力が重み付けられる。提案方式によって、同一の状態変化であるが複数の報酬関数が切り替わるようなタスクの実行が可能である。 さらに、学習後には、複数のタスクを実行している他者の動きを観測し,他者の用いている報酬モデルを推定することが可能になる.言い替えるならば他者の意図の推定が出来る.他者の動作からタスク列の推定を行い,それを用いて他者の意図した動作列を再現する見まねを行った. | |||
0151055 | 鈴木 征一郎 | ロボティックス | 小笠原司 |
発表題目:触覚情報提示デバイス関連研究の現状とその応用
発表概要: 触覚ディスプレイは,VR やロボティックスなどの工学分野において更なる発展を遂げるであろうことは間違いない. 本発表では,触覚ディスプレイ関連研究の現状と,電気刺激によって個別の触覚受容器を選択的に刺激することで, 触覚における原色(触原色)を提示する触覚ディスプレイを紹介し,最後に今後の研究方針について発表する. | |||
0151056 | 高瀬 健太郎 | 論理生命学 | 石井信 |
発表題目:<題目>文献紹介ー人間の満足感を理解して適応した行動をとるロボットの研究「ロボットの実体化と適応行動の検討」
発表概要:<概要>従来のロボットは主に人間の身体機能や知覚・情報処理機能を代替するものであった。しかし、21世紀の高齢化社会やアミューズメント分野へのロボットの応用に対するロボットの関心が高まるにつれて人間との協調性が求められている。また、近年ロボットと外部環境との相互作用に着目し、個々の分野では学習を取り入れて動的環境に対応できるシステムの研究がされている。本発表では脳波により、人間の満足感を評価し、それを内部状態として用いることにより、人間の満足感を理解して適応した行動をとるロボットを紹介する。 | |||
0151057 | 高橋 倫久 | ロボティックス | 小笠原司 |
発表題目:
ロボットハンドのための触覚センサ 発表概要: ロボットが人間社会で活躍することが現実になりつつある現在、ロボットに必要な要素としてその全身を柔らかい皮膜で覆うということがあげられる。 柔らかい皮膚を持ったロボットハンドによる器用な物体の把持、把握には触覚センサが不可欠である。 本発表では、 このような目的で開発されたセンサについて論文を紹介し、今後の研究との関連を述べる。 | |||
0151058 | 高橋 裕樹 | 計算機言語学 | 山口英 |
発表題目:脆弱性に関する評価基準の検討
発表概要:セキュリティ関連の企業やサイトは数多く存在し、多くのツールやサービスが提供されている。しかし、これを参考にして選択すれば安心できるという、本当に信頼できる評価基準がないのが現状である。そこで本研究ではセキュリティ状態をチェックするSecurity Scannerに注目し、本研究の目標である脆弱性に関する評価基準の実現に向けて、今後の方針について述べる。 |