計測情報処理II
Sensory Information Processing II
講義内容
計測情報処理には多様な側面があるが,本講では特に画像計測,画像処理に関連する事柄に重点をおいて講義する。
画像計測に関しては,物理的な対象がどのように画像化されるかを個々の事例を紹介しながら順を追って説明する。
この画像の計測と処理が具体的どのような専用ハードウェアで実行されるのか講述し,原理と共に実際的な画像計測と処理の実現についての理解を目指す。具体的には, 以下の内容に従って講述する。
1. 信号変換・検出
2. アナログ信号処理
3. AD変換
4. フィルタ
5. 画像再構成
6. センシングシステム
7. DSPアーキテクチャ
8. 光センサ,撮像管,撮像素子
9. CCDの構造
10. CCDの特性
11. 色彩計測・処理
12. カラーセンサー
13. 試験
教科書
なし。プリントを配付する。
参考書
1. 有本卓:信号・画像のディジタル処理,産業出版,1980
2. 谷萩隆嗣編:VLSIとディジタル信号処理,コロナ社,1997
3. 河田聡,南茂夫:科学計測のための画像データ処理,CQ出版,1994
前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)
なし