学際領域特論 D(知的所有権)
Advanced Interdisciplinary Domain D


講義内容

  ・知的財産権保護の重要性 −科学技術創造立国に向けて−
  ・知的財産権とは
  ・特許の基礎知識から権利取得まで
  ・保護領域の拡大 −ソフトウェアの保護(特許・著作権)−
  上記内容(予定)につき、実例・裁判例を交えて解説し、「パテントファー スト」の
  時代において、技術者・研究者にとって不可欠な特許・知的財産権へ の基礎的及び
  実際的理解を深める。

教科書

  なし。レジメ(数10ページ程度)を配布予定。

参考書

  1.小野昌延著、知的財産法入門(第3版)、有斐閣、1998
    筆者の神戸大学での講義テキストをベースとしたもので、知的財産法全般につき、
    学問的水準を保ちつつ平易に解説した書。豊富な文献案内も役立つ。入門に適。
  2.通商産業省特許庁編:これからは日本も知的創造時代、通商産業調査会、1997 
    「21世紀の知的財産権を考える懇談会」報告書と図表にて知的財産権による
    科学技術創造立国の実現を説く。知的財産権制度の現状理解に役立つ。
  3.特許庁ホームページ:http://www.jpo-miti.go.jp/indexj.htm
    特許制度紹介、特許電子図書館、法律条文・運用、各種統計から特許 文献サーチまで
    多岐にわたる情報・知識を無料で入手でき、有用。 審査の運用指針「コンピューター・
    ソフトウェア関連発明」:http://www.jpo-miti.go.jp/info/sisin.htm
  4.吉藤幸朔著、熊谷健一補訂、特許法概説(第13版)、有斐閣、1998
    初心者から実務家まで幅広く読まれている特許法の最も評価の高い解説書。
  5.田村善之著、著作権法概説、有斐閣、1998
  6.田村善之著、知的財産法、有斐閣、1998
  7.山本庸幸著、要説不正競争防止法(第2版)、発明協会。
    立法者(内閣法制局参事官として1993年の同法改正に携わった著者)の解説が
    加えられている。
  以下、コンピューターソフトウェア関連
  8.古屋栄男他著、知って得するソフトウェア特許・著作権(改訂版)、1997、
    アスキー出版局。実学書として意義あり。
  9.椙山敬士著、ソフトウェアの著作権・特許権、日本評論、1999
 10.中山信弘著、ソフトウェアの法的保護(新版)、有斐閣、1998
    出版は古いが内容は現在でも通用する。

前提とする知識(必ずしも先修条件ではない)

  なし