ゼミナール発表

日時: 1/12(金)3限


L1 進行責任教官:高田助手

0051033 熊谷俊高 福田晃 浅井潔 伊藤実
発表題目:ヒトDNA配列からのG protein-coupled receptorの網羅的発見
発表概要:近年のヒトゲノムシーケンスプロジェクトの進行にともない、DNA配列から遺伝子領域を発見する手法の確立が求められている。特に、G protein-coupled receptorの発見は、薬学、医学の面からも重要である。本研究においては、HMM(隠れマルコフモデル)、ホモロジー検索、Kyte-Doolittle疎水性指標などを複合的に用い、新規のG protein-coupled receptorを効率良く発見することを目的とする。
0051054 田合弘幸 小笠原司 千原國宏 今井正和
発表題目:共存型ロボットによる人発見・追跡行動のための実時間視覚処理
発表概要:近年、インタラクションを通して人の意思を理解し、 適切に行動する実環境共存型自律移動ロボットの研究開発が盛んに行われている。 そのような移動ロボットにおける基礎的かつ最も重要な機能として、 人発見・追跡行動が挙げられる。
本研究では、センサは2つのCCDカメラのみとし、 かつ画像処理ボードを用いない廉価なシステム構成ながら、 移動ロボットにロバストな人発見・追跡行動を実現させるための実時間視覚処理手法を提案している。
0051117 横山哲也 西谷紘一 杉本謙二 山下裕
発表題目:転がり接触を考慮した,双腕ロボットによる把持物体の操り
発表概要:多指,多腕ロボットによる操りは汎用性を高め,用途の拡大をもたらす効果がある.特に人の指先のように互いに力を掛け合い物体を把持する形態は巧みな操りが可能である.しかし,このような形態ではロボットの手先と把持物体の接触点に転がりを生じるため,接触点位置検出,安定な把持の動的制御,転がり接触を用いた軌道計画等の問題がある.
本研究では物体把持時に手先に生じる転がり接触を運動学としてモデル化し,その運動学モデルで制御系を設計する.接触点位置検出には把持物体の動きに制限を設け,簡単なアタッチメントで検出可能とする.これにより転がりを考慮した操りが出来ることを実機で確認する.
0051039 駒形伸子 井上克郎(1回目発表)
発表題目:対面講義における受講者支援に関する研究
発表概要:現在進行形で行われている対面講義においては、複数の認知的要素が組み合わさることによって受講者にさまざまな負荷がかかる。本発表では、この認知的負荷を軽減する手法について、対面のよさを活かすことに重点を置くという立場から検討し、今後の研究の方針を述べる。
9951202 竹内さおり 植村俊亮 砂原秀樹 吉川正俊
発表題目:電子図書館における文献検索を支援するシステムの提案
発表概要:近年,多くの大学図書館及び公共図書館のWebOPAC (Web対応の電子化目録)が,公開され利用可能である. Webブラウザをフロントエンドにしたことで操作性が向上したかのように見える一方で, 検索のエキスパートではない一般利用者に検索の技能や知識が求められるように なり,利用者の負担は決して軽減されていない. 従来の図書館で,レファレンスインタビューという形で対話的に司書が行なってきた 「要求の引き出しや知識の分析にあたる部分」を利用者自らが行なわなくてはならな くなっている.
本システムでは,以下のように利用者の知識獲得を支援したいと考える.
  • 基本件名標目表のWebブラウザによる提示から同義語や類義語を獲得し, 要求の引き出しを支援する.
  • 検索の試行段階を可視化して,要求や知識の分析を支援する.
  • 他の利用者の検索手順(過程)やレファレンスインタビューの記録を参照し, 知識を共有する.