9951057 | 鈴木優 | 植村俊亮 | 関浩之 | 吉川正俊 |
発表題目:複数のメディアで構成された電子文書の検索手法
発表概要: 計算機の低価格化や高性能化,ネットワークの普及により,現在,計算機を用い て画像や映像などの多くの情報がやりとりされるようになり,複数の メディアで構成された電子文書がネットワーク上で用いられるようになった. 複数のメディアから構成された電子文書を検索 するには,利用者が電子文書中の各メディアに対して検索を行う必要が あるため,これまでの情報検索では,メディア個々に対して それぞれに適した検索手法が用いられてきた. 本論文では,電子文書を構成している各メディアの検索手法を 統合することで,複数のメディアで構成された電子文書を検索する手法 の提案を行う. 本手法では,単語の出現頻度情報,画像の色ヒストグラム情報,そしてそれら のレイアウト情報からそれぞれの特徴ベクトルを生成し,その索引を生成する. 一方,利用者は検索の際にそれぞれの特徴ベクトルを全て利用するのではなく,興味 を持っているメディアだけを選択する.最後にシステムは利用者の興味を反映した特 徴ベクトル空間を 生成し,その空間に文書を射影することで検索を行うことができる. この検索手法は,利用者の興味をより検索システムに正確に伝えることができ るため,利用者の興味に応じた検索を実現することができる. 本論文では,電子文書として,図や文字を含む PDF 文書を用いて実験を行い,本手法 の有効性の検証を行う. | ||||
9951135 | 駱福全 | 渡邉勝正 | 関浩之 | 木村晋二 |
発表題目:<題目>WebExplorer Software System:Design and Implementation of Object-Oriented Software with Spontaneous Function
発表概要:<概要>オブジェクトに能動的な振舞いを実現するため、われわれは自発的機能を持つルールクラスの設計方法を提案しました。さらに、提案した設計方法で、”Web探険家ソフトウェアシステム”を実装しました。このシステムはあるホームページのリンク先ホームページを自動的に取得する自発的機能とNeural Network、 内積法、k-means法によるホームページを自動的に分類する自発的機能を持っています。 | ||||
9951206 | Christopher Martin KERR | 山本平一 | 小山正樹 | 山口英 |
発表題目:Evaluation of IP-Mobility for All-IP Core Networks (課題研究)
発表概要:Recently, explosive increase in the number of Internet and mobile users has brought about a strong demand for mobile Internet access and mobile multimedia. Third generation mobile core networks based on evolved second generation core networks, such as GSM/GPRS, offer basic Internet access. However, these core networks are not based on Internet principles. Benefits of so called "All-IP" networks, based on IP technologies, include full support of Internet-based multimedia services, as well as reduced deployment and operating costs. Core Network IP-level mobility is necessary to realize the full benefits of All-IP, including optimal routing, global mobility, and mobility across diverse technologies. We survey IP-Mobility in All-IP Core Networks and, through system experimentation, verify the performance of the Mobile IP protocol as a candidate for IP-Mobility in an All-IP core network. | ||||
9951133 | TAN SOON KEONG | 関浩之 | 小山正樹 | 楫勇一 |
発表題目:<線形ブロック符号の最尤復号特性評価>
発表概要:現在では符号長が大きな符号について,最尤復号器の計算量が非常に大きいであるので,最尤復号特性評価は困難である. このような符号の最尤復号特性を評価するために,符号の分割を用いたシミュレータが考えられる.この際に,符号は幾つかの互いに素な集合に分割して,それぞれについて最尤復号を行う.それらの結果より,符号全体の最尤復号語が得られる. 本研究に用いた適応的最尤復号アルゴリズムでは,符号の分割によって,部分計算量は均等的に分割されなく,送信語の含んだ部分に関して,計算量は非常に小さくなることによって全体の計算量を減らすことが可能となった.しかし,分割数によって,計算量は変わるので,本研究では送信語と受信語の相関を用いて,適切な分割を行う.これらのことによって,符号長が大きな符号についての最尤復号特性評価を実現しようとしている. |
9951098 | 町田淳昇 | 千原國宏 | 湊小太郎 | 眞鍋佳嗣 | 大城理 |
発表題目:レーザインデュースドブレイクダウンによる球面波を用いた3次元イメージング
発表概要:アレイプローブを用いた3次元イメージング法で広範囲の可視化を行う際に送波子の指向性が問題になる。 従来用いられる圧電素子による送波子は若干の指向性をもつため、指向角を越えるような広い範囲に対してのイメージングを行う場合には送波の方向を変える必要がある。 本研究では、レーザを集光することにより起こるレーザインデュースドブレイクダウン(LIB)と呼ばれる現象ををイメージングに利用する。 LIBは集光したレーザの焦点で熱、光と共に衝撃波を発生する。この衝撃波はLIBの発生点から無指向的に伝搬するため、送波の方向を変えることなく広範囲からのエコーを計測することができる。 エコーのの受波に複数のセンサを環状に配置したリングアレイプローブを用い、LIBを用いることにより開口外のイメージングが可能であることを実験で確かめたので、これを報告する。 | |||||
9951111 | 村上満佳子 | 千原國宏 | 湊小太郎 | 眞鍋佳嗣 | |
発表題目:手話アニメーションへの修飾表現の導入に関する研究
発表概要:近年,聴覚障害者の母語である手話と,日本語の相互翻訳システムの研究が行なわれている.しかし先行システムでは逐語訳を基本にしているため,本来単語に抑揚をつけることによって表現される単語の程度情報を正しく表現できておらず,ろう者にとってわかりやすい表現にはなっていない.そこで本研究では,このような抑揚(修飾表現)を手話アニメーションに導入する手法を提案する.本稿では,修飾語による手話の強調に関する分析結果と,これに基づいて生成したアニメーションについて報告する. | |||||
9951087 | 西出果 | 小笠原司 | 湊小太郎 | 今井正和 | |
発表題目:<題目>遠隔手術のための3次元情報提示法
発表概要:<概要>高度な医療技術が求められる現在、遠隔手術ロボットの研究が注目されている。従来の遠隔手術システムに用いられているHMDを用いたステレオによる3次元情報の提示では、長時間の手術において術者の大きな負担となっていた。本研究では、単眼視の画像上にマニピュレータの動きを拘束する仮想平面を表示することで、3次元情報を提示する手法について提案する。 |
9951051 | 志方龍 | 関浩之 | 千原國宏 | 眞鍋佳嗣 |
発表題目:聴覚障害者のための会議支援システム
発表概要:多方向からの音声情報の把握が必要である会議では,聴覚障害者が健聴者とコミュニケーションを行うことは困難である.聴覚障害者のこのような現状を前提とした場合に,会議支援システムに要求される重要な機能としては,会議内容の理解の支援と聴覚障害者の支援の二つが挙げられる.本報告では,画像認識技術を用いて円卓上での会議の会話状況を推測し,メインストリーム(=会議の中心となる発言)とサイドチャット(=雑談)の区別を行うほか,メインストリ―ムとサイドチャットのそれぞれの議事録をリアルタイムに作成することで,聴覚障害者の会議内容理解を支援するシステムを提案する. | ||||
9951013 | 井上雅宣 | 関浩之 ☆4 | 旭敏之 | 千原國宏 |
発表題目:ユーザの誘導を行う擬人化エージェントインタフェースの提案
発表概要:オフィスなどで来訪者の受付を行うシステムを開発している。このシステムは、画面上に擬人化エージェントが登場し、システムの使用者はそのエージェントとの対話によって操作を進めていくというシステムである。これまでに、既にNECにおいて試作された受付システムの評価実験を行い、システムの問題点を抽出した。その結果、システム使用者がシステムに対して情報を入力する場合に、その操作方法を誘導することによってより効率的な目標達成が行えることが指摘できた。今回の発表では、具体的なユーザ誘導方法の提案、それに伴う受付システムの改良案や評価実験について述べる。 | ||||
9951094 | 久田正樹 | 伊藤実 | 千原國宏 | 石井信 |
発表題目:Syaptic Depressionによる情報処理
発表概要:近年大脳皮質ニューロン間のシナプスでSynaptic Depressionとよばれる現象が見つかった。これは、連続した早いシナプス入力に対してシナプス後細胞の反応が減衰するという現象である。分子生理学的なモデルを用いてシミュレーションを行い、Synaptic Depressionの特性と脳内における機能を説明する。 |