ゼミナール発表

日時: 10/17(火)3限


L1 横矢研 (進行責任教官:山澤助手)

9951092 林高志 千原國宏 ☆5 金山憲司 横矢直和 緒方司郎
発表題目:「高精度3次元計測の為のステレオマッチングアルゴリズム」
発表概要:画像内情報によりウインドウサイズとウインドウの形を変更 対応点探索の精度を高める手法についてシュミレーション画像 を用いて実験した結果を報告する.
9951016 上田悦子 小笠原司 横矢直和 今井正和
発表題目:「多視点シルエット画像を用いた手の形状推定」
発表概要:3次元形状入力などのインタフェースとして利用出来る手形状認識手法の提案を行なう。 発表では、視点角度の違う複数カメラから得られた画像を用いて手形状をボクセルモデルで生成し、関節モデルをボクセルモデルへフィッティングすることにより関節角度や姿勢の推定を行なう手法について述べる。
9951022 大原正満 小笠原司 横矢直和 今井正和
発表題目:「複数の全方位画像を用いた実時間自己位置同定」
発表概要:全方位カメラを搭載したロボットを複数台使用して、ロボット間の相対的、または絶対的な位置姿勢情報を実時間で推定し共有するシステムの提案を行なう。発表では、ロボットサッカーの環境における位置推定手法と実験結果を述べる。
9951072 種本満 小笠原司 横矢直和 今井正和
発表題目:赤外光源を用いた手の画像取得に基づく非接触インタフェースの構築
発表概要:スイッチに視線を移す危険が伴う運転中のカーステレオの操作や、 キーボードを直接触れない場合でのPCの操作は、 非接触であることが望ましいが、 屋外などでは照明条件が変化するため、ロバストな 手形状認識は困難である。 そこで本研究では、至近距離からの強い赤外光源を用いることで、 様々な照明条件においても、 手のシルエット画像を少ない計算量で抽出する手法を提案し、 それと共に、手形状認識による非接触のインタフェースおよび ポインティングデバイスの構築を目指す。

L2 西谷研 (進行責任教官:今福助手)

9951121 矢野真吾 伊藤実 杉本謙二 石井信 ★
発表題目:λ-opt法による2次割り当て問題解法の種々の手法
発表概要:TSPに代表される組み合わせ最適化問題は無数にある組み合わせの中から目的関数を最小化する近似解を求める問題であり、現在いくつかのメタヒューリスティックといわれる手法が提案されている。本発表では多くの組み合わせ最適化問題を特殊な場合として含む2次割り当て問題を扱い、λ-opt法を用いたいつくかの最適化の手法と、局所最適解に落ち込まず解探索を行う非平衡な緩和法について述べる。
9951038 久保谷寛行 伊藤実 ☆1 東倉洋一 杉本謙二 上田修功 ★
発表題目:多目的Simulated Annealingによる多目的最適化問題の解法
発表概要:目的関数が複数存在するような問題は多目的最適化問題と呼ばれるが、このような問題において実用的な時間内に十分良質な近似解を求めることのできる方法として、多目的Simulated Annealing(多目的SA)が提案されている。本発表ではこの多目的SAの拡張の一つとしてすでに提案されているPareto Simulated Annealing(PSA)についてその問題点を指摘し、その問題点を克服するための方法を提案する。
9951017 内田眞司 井上克郎 西谷紘一 飯田元 松本健一
発表題目:保守工程のデバッグにおけるプログラムリーディング戦略の分析
発表概要:運用中のソフトウェアに故障が発生した場合には,保守作業者はなるべく故障に関係のありそうな部分だけを選んでリーディングを行い,速やかにバグを特定することが望ましい.本研究では,作業者のリーディング戦略の分析を目的として,次の三つのサブモデルから構成されるデバッグプロセスモデルを提案する:(1)デバッグ作業者の内面的な行動を表現するDecision Model,(2)外面的な行動を示すBehavior Model,(3)デバッグ対象プログラムの特性を表現するProduct Model.本発表では,提案モデルの詳細とモデルに基づく分析例を述べる.
9951090 二宮知子 鹿野清宏 西谷紘一 猿渡洋
発表題目:頭部伝達関数の外挿と直線移動音源への応用
発表概要:音場合成とは実際には音源の無い所に、あたかも音源があるように知覚させる技術である。音場合成を行なう際必要となるのが頭部伝達関数であるが、あらゆる位置について実測することは困難である。そこで一定量の実測頭部伝達関数を用いて所望の位置に対する模擬頭部伝達関数の外挿を行ない、評価する。また、直線移動する仮想音源を合成し、これに対する聴覚特性について検討を行なう。

L3 小山研 (進行責任教官:片山助手)

9951041 古賀健太郎 井上克郎 小山正樹 飯田元 松本健一
発表題目:利用情報を用いたソフトウェアコンポーネントの検索
発表概要:短納期,高品質,安価という利点から,近年コンポーネントを用いたソフトウェア開発が注目されている.しかし,コンポーネントの増加と共に,開発者の具体的なニーズに沿ったコンポーネントの検索が困難になることが予想される.そこで本研究では,コンポーネントの過去の利用情報を用いて,開発者の具体的なニーズに沿ったものを検索し,選択できる手法を提案する.利用情報とは,他のユーザによる利用履歴や,他のコンポーネントとの接続事例などの情報である.
9951055 白石裕美 井上克郎 小山正樹 飯田元 松本健一
発表題目:未知機能の発見支援を目的としたソフトウェア機能実行履歴の提示
発表概要:我々の研究グループでは、膨大なソフトウェア機能からユーザが自分にとって有用な機能を 発見する方法として、似通った目的で同一ソフトウェアを使用する複数のユーザから 機能実行履歴を収集し,ユーザ間で相互参照可能とする方法について研究している。------ 本発表では、収集した機能実行履歴から必要な情報を抽出し、各ユーザへ提示する方法について述べる。
9951207 胡建 井上克郎 小山正樹 飯田元 松本健一

S1/S2 植村研 (進行責任教官:天笠助手,波多野助手)

9951106 松山哲平 伊藤実 植村俊亮 石井信
発表題目:稀出集合問題の計算複雑さ及び連想規則問題との関連
発表概要:大規模データベース中のすべてのデータを解析して, 利用者にとって有益な情報を 得ることをデータマイニング(情報発掘)という. 本研究では, データマイニングによって取り出す 有益な情報として, 同時に出現する頻度が少ないアイテム同士からなる集合である稀出集合(rare itemset)を提案した. さらに, 稀出集合を求めることは, P=NPでない限り多項式時間では不可能であることを示した. データマイニングによって得たい情報の一つとして, 他に有意な連想規則(association rule)を 求めることが従来から考えられてきた. 当初は, 頻出集合(large itemset)が求まれば, 有意な連想規則を効率良く求めることは簡単であると 考えられてきたが, 本研究では, たとえ頻出集合が与えられたとしても, 有意な連想規則を求めることは, P=NPでない限り多項式時間では不可能であることを示した.
9951124 山田悟史 松本裕治 植村俊亮 伝康晴
発表題目:自然な文章要約生成のための重要文節抽出
発表概要:要約元テキストから自然な(人手で作成したような)要約を生成するために必要となる文節を抽出する。
9951103 松本有央 伊藤実 ☆2 川人光男 千原國宏 銅谷賢治 ★
発表題目:VB法によるサル側頭葉顔細胞のデータ解析
発表概要:菅生らにより,いろいろな顔の表情の画像を視覚刺激とした時のサル側頭葉における単一神経細胞のデータが計測された(Sugase et al., 1999).我々は以前,このデータにMulti Dimensional Scaling(MDS)法を用いて次元を落し,神経細胞集団の挙動を可視化した.しかしこのデータにクラスタリングの手法は適用していなかった.そこで今回はAttias(1999)によるVariational Bayes(VB)法を使用してクラスタリングを行なった.