ゼミナール発表

日時: 11/22(水)3限


会場: L2

司会: 久米助手

0051060 田上 純子 マルチメディア統合 植村俊亮 junko-ta
発表題目:分子生物学におけるXMLの利用について
発表概要:近年非常に盛んに利用されている分子生物学関連の専門データベー スを統合利用する方法のひとつとして,XMLによるデータの交換が注目されて いる.今回の発表では,なぜXMLが注目されているのか,XMLの応用例,XML利用 における問題点などを述べ,その中から自分自身の研究テーマとして興味をもっ ている部分について紹介する.
0051061 垂谷 一正 情報科学センター 湊小太郎 kazu-ta
発表題目:ノイズ除去機構を有するβ線検出器の開発と血中RI濃度連続測定システムの構築
発表概要:近年ではポジトロンCT(PET:Positron Emission Tomography)画像を用いて、生体パラメータ画像(血流量,代謝率)を得ることができる。その際、正確な血中RI濃度が必要である。しかし現在用いられている血中RI濃度連続測定システムは10年以上前に開発されたものでS/N比が十分とはいえない。したがって、さらに高精度な血中RI濃度連続測定システムを開発することでより精度の高い生体パラメータ画像を生成できると考える。本研究では2種類のシンチレータを組み合わせることによって従来のβ線検出器のよりもS/N比を向上させたβ線検出器および、そのβ線検出器を用いた血中RI濃度連続測定システムを開発することを目的とする。本発表では開発したβ線検出器についての原理、性能評価について述べる。
0051062 辻野 大輔 計算機言語学 山口英 daisu-t
発表題目:DNSSECにおけるセキュリティとスケーラビリティのトレードオフの調査
発表概要:近年、インターネット上のIPアドレスとホストネームの対応を調べるためDNSプロトコルが用いられているが、DNSはセキュリティ機能が不十分なためなりすまし攻撃等が可能である。そこで、DNSに暗号化署名等のセキュリティ機能を拡張したDNSSECが提案され、導入が検討されている。ところが、DNSSECでは署名の認証におけるオーバーヘッドがかかるため、スケーラビリティの悪化という問題が発生する。本研究ではセキュリティ強度とスケーラビリティのトレードオフを定量的に示すことによってDNSSEC導入のための指標を示すことを目的とする。
0051063 坪井 祐太 自然言語処理学 松本裕治 yuuta-t
発表題目:モダリティ語彙に基づく電子メールのクラスタリング
発表概要:文の中で、表現主体の発話時における判断、発話・伝達 態度を表わす部分をモダリティ部分と呼ぶ。このモダリティを構成 すると思われる語彙に基づき電子メールなどのテキストベースのコ ミュニケーションを分析する手法を提案する。
last modified: 2000-11-19
0051064 出口 将人 ロボティックス 小笠原司 masato-d
発表題目:ファジィコントローラのロボットへの適用
発表概要:ファジィ推論をマニピュレータやビークルに応用した研究は数多くされているがここでは後者において自己位置同定やステアリングで適用した研究について紹介する。
0051065 寺田 智裕 ソフトウェア基礎 横矢直和 tomohi-t
発表題目:Hybrid Inertial and Vision Tracking for Augmented Reality Registration
発表概要:AR技術において,広範囲でかつ正確に目的物の位置と方向を追跡する技術は完成していない.現在ある技術としては,アクティブセンサーの追跡,また,ビジョンベースの方法,慣性を利用したセンサ(ジャイロ等)を用いる方法などがある.しかし,どれも一長一短である. そこで,本稿では,慣性を使用したセンサとビジョンベースの方法を組合せて,お互いを補正する追跡システムを提案する.

会場: S1,S2

司会: 波多野助手

0051066 寺部 亮紘 知能情報処理学 木戸出正継 akihi-te
発表題目:(論文紹介)An Interactive Computer Vision System DyPERS: Dynamic Personal Enhanced Reality System
Bernt Schiele, Nuria Oliver, Tony Jebara, Alex Pentland(Media Lab., MIT)ICVS'99
発表概要:過去に見た(記録した)映像を、現在の映像のあるオブジェクトをキーとして想記するシステムである DyPERS について述べる。
0051067 寺本 拓生 計算機言語学 山口英 takuo-te
発表題目:DNSセキュリティ拡張のスケーラビリティ検証
発表概要:近年,インターネットおけるセキュリティに関しての注目が高まってきており,その一つとしてDNSのセキュリティ機能の拡張があげられる.ただ,DNSのセキュリティ(DNSSEC)の導入においては,その拡張されたセキュリティ機能による負荷の増加により,現状のDNSにそのまま適用したのでは,期待する性能は得られないと考えられる.そこで,本研究では増加する負荷を実測し評価することで,DNSセキュリティ拡張のスケーラビリティの検証を行なう.
0051068 冨手 要 ソフトウェア基礎 横矢直和 kaname-t
発表題目:Automatic Surveillance Using Omnidirectional and Active Cameras
発表概要:コンビニエンスストアや銀行などで見かけるビデオサーベイランスシステムは、単にその場の映像を記録しておくだけにすぎず、動物体を追跡する場合には多大に人の手がかかる。そこで本論文では、全方位カメラとパン・チルト・ズームカメラを組み合わせ、自動的に動物体を追跡することが可能なサーベイランスシステムを提案する。
0051069 豊田 篤史 ロボティックス 小笠原司 atsusi-t
発表題目:生物規範型歩行ロボットによる不整地動歩行
発表概要:多足歩行機械はその高い自由度を生かすことにより、高度の運動性能と、対地適応性を発揮していくと期待されている。そこで不整地における四足歩行に着目し、間歇クロール歩容の生成や神経振動子と呼ばれるリズム発生機構を用いた動歩行などを紹介した後、四足歩行ロボットタイタンにおける不整地動歩行について述べる。
0051070 中川 哲治 自然言語処理学 松本裕治 tetsu-na
発表題目:Support Vector Machineを用いた未知語の品詞推定
発表概要:品詞タグ付けにおいて,辞書中に存在しない未知語の処理が大きな問題と なるが,未知語の品詞をSupport Vector Machineを用いて推定することを検討する。 これまで行われてきた関連研究を紹介し,現在の状況を報告する。
0051071 中川 靖士 附属図書館研究開発 湊小太郎☆1 yasusi-n
発表題目:サッカー映像に対する自動インデクシング
発表概要:近年、インターネットの高速化と大容量化やデジタル放送の出現により、映像コンテンツが大量に視聴することができるようになった。しかし、その大量の映像から視聴者が必要とする映像を効率よく検索できる方法は確立されていない。そこで、本研究ではサッカー映像に対して検索用のインデックスを作成するため、スロー映像と歓声を利用した手法を紹介する。