0051009 | 上田 隆正 | マルチメディア統合 | 植村俊亮 | takama-u |
発表題目:位置情報と時刻情報を用いた映像データの索引付け
発表概要: 近年、デジタルビデオの小型化・低価格化が進み、広く一 般に普及している。さらには、身に付けて使用する超小型ビデオカメラも登場 し、映像を気軽に記録する環境が整いつつある。このような環境下では、大量 の映像データの整理と、見たい場面の検索の要求がおこってくる。しかし、映 像データには時刻情報ぐらいしか付加されておらず、キーワードで検索を行う のは困難である。そこで、撮影時にGPSを用いて位置情報を取得し、その位置 情報から得られる地理情報を用いて映像の索引付けを行うことを提案する。 | ||||
0051010 | 内田 圭 | 知能情報処理学 | 木戸出正継 | kei-u |
発表題目:マルチエージェント強化学習手法
発表概要: 人工知能の主要な研究の1つに強化学習がある。その中でも近年注目を集めているものに、複数のエージェントが存在するマルチエージェント環境において、個々のエージェントが試行錯誤の経験を通して自分自身の役割(行動)を獲得するマルチエージェント強化学習の研究がある。今回の発表では、まずマルチエージェント強化学習の可能性・問題点を述べ、その後に関連研究として「Y. Nagayuki, S. Ishii, K. Doya, Multi-Agent Reinforcement Learning: An Approach Based on the Other Agent's Internal Model, Proceedings Fourth International Conference on MultiAgent Systems, pp.215-21; 2000.」を発表し、最後に私が関心を持つ事柄・今後の研究について発表する。 | ||||
0051011 | 内田 賢志 | 音情報処理学 | 鹿野清宏 | takasi-u |
発表題目:<題目>話し言葉による言語モデルの構築
発表概要:<概要>音声認識システムの過程で必要となる統計的言語モデルに着目した上で、対話システム等に用いる為の話し言葉による言語モデルの構築を研究目的とする。認識システムにおいて話し言葉の言語モデルを用いる際の問題点は、話し言葉のコーパスは小規模であるため、良い言語モデルの構築が困難とされる点である。更に不要語、未知語、言いよどみに対応させる必要がある。本発表ではこれらの問題点について検討する。 | ||||
0051012 | 梅谷 真也 | 情報論理学 | 藤原秀雄 | shinya-u |
発表題目:
論文紹介(Yehuda Afek, Gideon Stupp, Dan Touitou,
"Long-Lived and Adaptive Atomic Snapshot and Immediate Snapshot",
Proceedings of the Nineteenth Annual ACM Symposium
On Principles of Distributed Computing, Portland, Oregon, USA July 16-19, 2000)
発表概要: 本論文では,多数のプロセスと, それらが非同期にアクセスする共有メモリシステム上での, スナップショットアルゴリズムを対象としている. これは,分散システムにおける基本的な問題で, ある瞬間の複数の共有メモリスロットの値を知るためのアルゴリズムである. これまでは,計算量がプロセス数Nの関数で表現される, スナップショットアルゴリズムが提案されてきた. 本論文では計算量が, 実際にアクティブなプロセスの数kの関数で表現されるスナップショットアルゴリズム (アダプティブスナップショットアルゴリズム)を提案する. このアルゴリズムは, kがNに対して十分に小さい場合に有用である. | ||||
0051013 | 江川 洋平 | 知能情報処理学 | 木戸出正継 | youhei-e |
発表題目:<題目>論文紹介:("3-D Structures for Generic Object Recognition",Gerard G. Medioni and Alexandre R.J. Francois,International Conference on Pattern Recognition September 3-7)
発表概要:<概要> 本論文では、一般的な物体認識の問題とその解決法を対象とし議論を進めている。 様々な見方による条件のもとでの実像からの特徴抽出方法、抽出した特徴をDBに格納し新しい物体を認識する、以前に着目された似ている物体の特徴とマッチングを行う、 といった問題の解決を行なうために、 これらのタスクの表現方法を提案し、それらの間の関係について議論する。 | ||||
0051014 | 大島 麻紀子 | 自然言語処理学 | 松本裕治 | makiko-o |
発表題目:論文検索における文章構造の利用について
発表概要: 論文概要には、分野の背景知識や関連研究など、 研究の趣旨以外の記述が含まれることが多い。 また趣旨でも、研究目的、手法説明、結果など、 記述される項目は複数にわたっている。 従来の検索においては、文章構造とそれに基づく情報が 利用されておらず、ユーザの要求に沿った検索が困難であった。 本発表では、文章構造と各部分の役割という情報を利用することが 上記の要求に対して、どの程度有効かを検討する。 題材はPubMedで検索される論文のabstractを予定。 |
0051015 | 大田 智数 | マルチメディア統合 | 植村俊亮 | tomoka-o |
発表題目:行動履歴からのデータマイニング
発表概要:近年、ハードウェアの進歩により非常に小型かつ高性能で普段から身に付けて使えるようなコンピュータが実現されつつある。こうした新しいコンピュータの出現により、ユーザは位置情報等の行動に大きく依存した情報を履歴として自動的に記録できるようになると考えられる。行動の履歴からパターンを発見することができれば、ユーザは行動に応じた情報をコンピュータから利用できる。しかし膨大な量の履歴データを手動で整理するのは非常に困難となることが予想される。本発表ではこの問題を解決するために行動履歴の整理、加工を自動的に行えるようなシステムについて検討する。 | ||||
0051016 | 大谷 浩平 | 情報論理学 | 藤原秀雄 | kouhei-o |
発表題目:論文紹介(Michel L.Bushnel, Marwan A.Ghaybeh, Vishwani D.Agrawal,
"Classification and Test Generation for Path-Delay Fault Using Stuck-at Fault Tests",Jornal of Electronic Testing: Theory and Application 11, 55-67 (1997))
発表概要:集積回路の高速化に伴い、縮退故障のテストだけでなく、パス遅延故障のテストが重要になっている。 しかし、パス遅延故障のテスト生成問題は単一縮退故障のテスト生成問題と比べると非常に困難である。 本論文ではこれまでに提案されたパス遅延故障の分類と比べ、テストの質を高め、テスト長を短くするために、パス遅延故障を3つのクラスに分類している。 また、この分類に基づいて、パス遅延故障のテスト生成を、単一縮退故障のテスト生成アルゴリズムを使用して行う手法を提案している。発表では、本論文におけるパス遅延故障の分類とテスト生成法を紹介する。 | ||||
0051017 | 岡 博文 | 情報基礎学 | 関浩之 | hirofu-o |
発表題目:次世代対称鍵暗号(AES)Rijndael について
発表概要: 近年、計算機性能の向上や強力な解読法の発見により、DESの安全性は著しく低下した。一時的なつなぎとして、Triple-DESが用いられているが、抜本的な解決法として、1997年、NIST(National Institute of Standards and Technology)はDESに代わる次世代対称鍵暗号AESの策定作業を始めた。本発表では2000年10月にAESとして選ばれたRijndaelの構造を紹介する。 | ||||
0051018 | 岡本 紘征 | 情報論理学 | 藤原秀雄 | hiroyu-o |
発表題目:論文紹介(Franco Fummi, Donatella Sciuto, "A Hierarchical Test Generation Approach for Large Controllers", IEEE Transactions on Computers, VOL.49, No.4, April2000)
発表概要:大規模コントローラのVLSI回路に対するテスト生成法が提案されている。コントローラのテスト手法には、回路仕様を表す機能レベルのFSMを対象とするものと、FSMを論理合成して得られるゲートレベル回路を対象とするものがある。前者は故障検出率は低いが、短い時間でテスト生成を行える。後者は高い故障検出率を達成できるがテスト生成に大変時間がかかる。本論文では、機能レベル,ゲートレベルの両方を用いることにより、高い故障検出率を短いテスト生成時間で達成するテスト生成法を、大規模コントローラの記述が行える階層FSMを扱えるように拡張した手法が提案されている。 | ||||
0051019 | 小川 功 | 附属図書館研究開発 | 小笠原司☆1 | isao-o |
発表題目:<題目> WWW検索システムにおける文書スコアリング
発表概要:<概要> 近年、インターネットの急速な普及などにより、WWW検索システムの利用が盛んになってきた。今回の発表では、まず、WWW検索システムが抱えている問題点を述べ、関連研究として、「ハイパーリンクとアンカーテキストを利用した情報検索とランキングの一手法, 情報処理学会研究会報告 2000 FI-59」「Authoritative Sources in a Hyperlinked Environment, the Journal of the ACM 1999」について発表し、提案方式について述べ、最後に、今後の予定について述べる。 | ||||
0051020 | 越智 一敦 | 計算機言語学 | 山口英 | kazuno-o |
発表題目:秘匿通信 〜現状調査の報告〜
発表概要:ネットワークが整備され常時接続が当たり前に行われる現代では、企業・家庭を問わず個人情報の流出を如何にして防ぐかが重要な課題の一つとなる。一般に考えられているセキュリティは、情報を暗号化したり、Public Key Infrastructure (公開鍵暗号基盤)を用いる認証を行うことで個人のプライバシーやネットワークのセキュリティを保護しようとしている。しかしながら、ネットワークを用いて通信を行う以上、情報の発信者は誰か?とか誰がどのような情報にアクセスしているのか?といった通信の主体に関する事項や、A社とB社には昨日までなかった通信が突然行われているというような事実から業務提携を結んだのではないかといった通信主体同士の関係を推測するようなことに対する秘匿は、現在あまり考えられていない。そこで、このような通信の主体に関する秘匿を行う通信を秘匿通信と定義して、その現状について調査・考察を行った。今回はこの調査・考察に関する報告を行う。 |