ゼミナール発表

日時: 11/6(月)4限


会場: L2

司会: 黒田助手

0051033 熊谷 俊高 計算機アーキテクチャ 浅井潔・福田晃 toshit-k
発表題目:隠れマルコフモデルと相同性検索を用いた遺伝子予測ソフトウェア
発表概要:近年のゲノムシーケンスプロジェクトの飛躍的な進行によって、ゲノ ムシーケンスの意味解析を行うシステムへの要求が高まっている。発表では、 本分野の既存の遺伝子予測システムに関する論文の紹介を行った後、発表者 が開発を進めている隠れマルコフモデルと相同性検索を同時に用いる遺伝子 予測ソフトウェアについて報告する。
0051054 田合 弘幸 ロボティックス 小笠原司 hiroyu-t
発表題目:ロバストな人検出及びインタラクション機能を備えたガイドロボット
発表概要:ペットロボットに代表されるように、 近年、インタラクションを通して人の意思を理解し、 適切に行動する実環境共存型知能ロボットの研究開発が盛んに行われている。 そのような実環境共存型知能ロボットの一つとして、 (1)環境中の人を識別し、(2)インタラクションを行い、 (3)人の意図することを的確に理解することにより、 環境に不慣れな人(訪問者)を適切に所望の場所まで案内するガイドロボットが考えられるが、 一部の高価なシステムを除きほとんど実用化されていない。 そこで、本研究では、 ロバストな人検出及びインタラクション機能を備えることにより、 安価かつ使用環境を選ばないガイドロボットの実現を目指す。
発表では、まず、ガイドロボットに求められる諸機能について述べ、 次に、関連する先行文献の紹介を行い、 最後に、提案するロバストな人検出手法及び今後の方針について述べる。
0051117 横山 哲也 システム制御・管理 西谷紘一 tetuya-y
発表題目:転がり接触を考慮した,冗長な双腕ロボットによる把持物体の操り
発表概要:複数マニピュレータによる把持物体の操りは,ロボットの汎用性を高め,用途の拡大をもたらす効果がある.特に転がり接触を考慮した操りは人なみのスキルを期待できるが,数々の問題で実用化に至っていない.本研究では市販のマニピュレータを用い,転がり接触利用して把持物体を操る双腕ロボットシステムの構築を目指す.
0051001 安部 美希 附属図書館研究開発 湊小太郎 miki-a
発表題目:<題目>ディジタルミュージアムにおける動的な企画展示について
発表概要:<概要>ディジタル化技術の発展、インターネットの普及などによりディジタルミュージアムという新たな博物館・美術館の可能性が注目されている。ディジタルミュージアム上での動的な企画展示の実現について、論文紹介と今後の予定を述べる。
0051002 安東 雅人 システム制御・管理 西谷紘一 masato-a
発表題目:自己組織化マップを用いた脳波データ分類
発表概要:現在、本研究室では脳波を用いて人間の思考状態を推定するモデルを構築している。
提案している人間の思考状態の各基本モード(Mode A,B,C)で脳波パターンが違うのか、人間の脳波の特徴を135次元のパターンベクトルで表せているのかを検証する。検証は自己組織化マップ(SOM)を用いて脳波パターンの分類を行ない、この結果を考察する。
9851116 安居 亮 ソフトウェア基礎 横矢直和 ryo-y
発表題目:<題目>
発表概要:<概要>

会場: L3

司会: 堀山助手

0051003 井垣 宏 ソフトウェア計画構 井上克郎 hiro-iga
発表題目:論文紹介(垂水浩幸, 喜田弘司, 柳生弘之, 石黒義英,
"エージェントによるワークフローの動的再計画", 情報処理学会論文誌,
Vol.39, No.7. pp.2361--2369,1998.)
発表概要:グループウェアの一形態として注目されているワークフローシステムにおいて従来システムのものでは、複数の業務がリソースを奪い合うことによって生ずる相互干渉が考慮されていない。そこで、複数のエージェントにそれぞれのリソースの管理や業務の管理をさせ、ユーザ(作業者、管理者)に代わってネゴシエーションを行い、目的の達成を行う次世代ワークフローシステムの研究開発を行う。以上の論文紹介を行い、それにともない今後の研究の方向性を述べる。
0051004 池辺 貞郎 計算機アーキテクチ 福田晃 sadao-i
発表題目: 論文紹介 "Exokernel: An Operating System Architecture for Application-Level Resource Management"(Operating System Review(USA), 251-66, vol.29, no.5, Dec. 1995)
発表概要:伝統的なOSでは、ハードウエアの抽象化やインターフェース、 実装などが固定されている。そのためアプリケーションの動作速度や 融通性などが制限されてしまっている。 exokernelでは物理資源をアプリケーションレベルで管理し、 これらの問題を解決する。 OSはこれらの「OSが信頼しない」アプリケーションに、 資源を安全に使わせるための手段をもつ。 発表では、exokernelの考え方と、構造を紹介する。
0051005 石井 淳 言語設計学 渡邉勝正 atsuhi-i
発表題目:「合成系を内蔵した自己書き換えハードウエアとその応用」
発表概要: 近年,LSI開発においてReconfigurableComputingの研究が盛んになりつつある. これは従来LSI開発においてプロトタイプの製作・評価に使われていたFPGAの 再構成可能な性質を積極的に利用することによって従来にないコンピューティ ングを可能にしようとするものである.その中でランタイムにハードウエアを 再構成するDynamicReconfigurableComputingの応用のための「ハードウエアに よる合成系」の実現を目指す.
0051006 怡土 順一 ロボティックス 小笠原司 juniti-i
発表題目:多視点動画像を用いた人体形状推定
発表概要:人体の3次元運動の認識は、マン-マシンインタフェースやCGなどの種々の分野への応用が期待されている。 近年、その認識のために磁気センサやデータグローブ、オプティカルモーションキャプチャなどの手法が提案されている。 しかし、センサを装着した場合、自然な運動情報の認識が困難になる等の問題があり、 これを解決するために画像のみから運動情報を認識する研究が盛んに行われている。
発表では、シルエットからのVoxelモデル作成と、それに対するモデルのフィッティングを想定し、 関連論文を紹介する。
0051007 岩垣 剛 情報論理学 藤原秀雄 tsuyo-i
発表題目:論文紹介 "Hierarchical Delay Test Generation"
(Journal of Electronic Testing: Theory and Applications, 10, 231-244, 1997)
発表概要:近年の集積回路の高速化に伴い、タイミング動作のテストが必要になっている。タイミング動作に関する故障モデルとしてパス遅延故障があるが、回路規模の増大とともにパス数が爆発的に増大するため、すべてのパスをテストすることは困難である。また、ゲートレベルの回路に対するテスト生成は一般に扱う情報が多く、困難な問題である。本発表では、組み合わせ回路のパス遅延故障に対するモジュールレベルでのパス選択法とテスト生成法を紹介する。
0051008 上岡 隆宏 知能情報処理学 木戸出正継 taka-ue
発表題目:論文紹介( Irfan A.Essa, "Coding, Analysis, Interpretation, and Recognition of Facial Expressions", Georgia Institute of Technology, GVU Center, Technical Report # GIT-GVU-98-23, August 1998. abridged version: IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol.19(7), July 1997.)
発表概要:コンピュータビジョン研究での顔表情の分析・合成の際によく用いられている表情モデル(FACS)は、静的な顔画像から感情を符号化できるが、顔の詳細な空間的情報や、表情の動きに関する時間的情報が欠落している。そこで、オプティカルフロー技術と物理的顔筋・肌モデルを用いた、表情の動き解析のための動的システムを構成し、機械による表情認識に適した拡張FACSモデルを生成する。以上の論文紹介を行ない、今後の研究の方向性を述べる。