2010.1.10-14 マレーシア・クアラルンプール
International Workshop on Advanced Image Technology 2010 (IWAIT 2010)
像情報処理学講座:博士後期課程2年

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【発表内容】
特定の部屋に認証機を設けることで、部屋への入退室に関するログを取得する入退室管理システムにおいて、認証者が部屋に未認証者を招き入れる「共連れ」という問題があります。この「共連れ」が発生すると未認証者のログを残すことが出来ません。そこで、共連れを検知した際に未認証者のログを自動的に取得するシステムを提案するともに、提案システムにおいて未認証者の入室時のログと退室時のログを対応付けるために利用する、可視光画像からの個人領域分離手法について発表を行いました.

【会議の内容】

IWAITはアジアの研究者が参加し,画像処理やマルチメディアに関する技術全般をテーマとした議論がされる国際会議です。私が興味を引かれた発表は、長時間露光で撮影したカメラ画像と短時間露光で撮影したカメラ画像を組み合わせることで、もとの画像より精細な画像を作り出す研究です。このように1種類のセンサを用いる場合でも、条件を変えながら取得したデータをうまく組み合わせることでより価値のあるデータを生成できるのだと気づかされました.

【研究技術交流等】
海外発表は今回が初めてでしたのでとても緊張しました。しかし、拙い英語でも聴衆は私の発表を真剣に聞いて下さり、また、発表後には2件の質問を頂きました。発表後の食事会では、研究分野の動向やマレーシアにおける情報技術教育などについての知識を深めることが出来ました。最後になりましたが、大学院GPには、このような機会に対して資金面でのご支援をして頂き、大変感謝しております。