環境知能学研究室

IoT化・知能化・ロボット化が進む社会に、真に必要とされる技術を研究しよう。

教員

  • 教授:萩田 紀博

    客員教授:
    萩田 紀博

  • 准教授:神原 誠之

    准教授:
    神原 誠之

E-mail { hagita, kanbara }[at] is.naist.jp

研究を始めるのに必要な知識・能力

なにごとにも興味を持ち、技術の限界など先入観を持たず幅広い視野で物事を考えられる力

研究室の指導方針

世の中の様々なもののIoT化・知能化・ロボット化が進み、人間を取り巻く環境が劇的に変化するなかで、適切な人間と機械の関係も見直される必要があります。本研究室では、現状の科学技術の限界や制約にとらわれ「できること」をするのではなく、現在・未来における社会で「やりたいこと・必要なこと」を見極め、それを実現するためにあらゆる技術を活用・開発する能力を身に着けることを目的としています。

この研究で身につく能力

広い視野を持って社会課題を捉え、真に社会に必要な技術を考える力、およびそれを実現するために様々な技術を活用する力や、新たな技術の研究開発を進める能力が身に付きます。ATRや、研究室発ベンチャーである株式会社 amirobo tech と連携して、研究開発・実証実験をすすめることで、より実践的でリアルなデータを利用した実証実験が可能となり、IoT、ビックデータ、人工知能、 HRI(Human-Robot Interaction)など様々な技術を習得できます。

修了生の活躍の場

人間が利用する機械を開発する企業のみならず、あらたな社会的ニーズを発見する力を活用することでベンチャー企業での活躍も期待されます。

研究内容

環境情報構造化

物理的な身体を持つ対話ロボットやバーチャル/AR(拡張現実感)エージェントなどのロボットメディアは、自分自身で「見る、聞く、話す、考える」などの「個体知能」を持っています。これらが家庭や街に役立つコミュニケーションメディアになるには、個体知能だけでなく、人(々)や周りの環境を的確に捉える新たな知能である「環境知能」が必要になります。「環境知能」は、周囲の人、モノ、コトをセンシング・構造化し、個体知能と環境知能が連携することによって、超高齢社会でも、安全・安心・楽しく・快適に生活できる社会システムの実現を目指します。

安全・安心・楽しく・快適な社会環境の実現のために「実世界センシング」・「環境情報構造化」・「マルチモーダル対話」の要素技術とそれらを統合した環境知能基盤を構築します。

実世界センシング

環境知能構築な必要な情報を、実環境に存在する様々なセンサを利用して計測します。中でも、人を中心とした環境知能システムを構築する上で、人の情報は最も重要な役割を担います。人の情報は、機械化されたシステム情報(ロボットや家電の状態など)と異なり、外部センサによる状態推定が必須となるため、本研究室では、多種多様なセンサの計測結果の統合的な解析によって、環境知能に必要な実時間センシング機能を実現します。

環境情報構造化

環境知能をどのようにして創るかを研究します。 ロボットが初めての場所に行っても、その場所に合ったロボットサービスを提供できれば、ロボットメディアの利用が今まで以上に促進されます。そのためには環境の情報(人の位置や行動、モノの位置、環境の騒音など)を予め環境側に持つ必要があります。そこで、人のニックネーム、氏名、その空間や人の行動・状況の統計的特性などを、それぞれ空間プリミティブ、行動プリミティブという形で言語化する研究、数値・言語情報を階層的に構造化する研究、ユビキタスコンピューティングの研究、パターン認識、意図理解などの研究を含みます。

マルチモーダル対話

安全・安心・楽しい・快適な支援を行うために、環境知能を利用して、視覚・触覚・ジェスチャなどによるマルチモーダルな対話を行います。物理的な身体をもったロボットに限らずAR(拡張現実感)ロボット・バーチャルロボットを含むロボットメディアを利用した様々なヒューマンロボットインタラクション技術を研究します。また、グループに対する集団提示法、場の空気を読んだ発話提示法、高齢者・障がい者に安心感を与える情報提示法なども研究します。さらに、そのインタラクションによる人間の反応をセンシングすることで新たな環境知能の構築に役立てます。

環境知能基板

研究業績・共同研究・社会活動・外部資金など

ATR知能ロボティクス研究所や、研究室発ベンチャーであるamirobo techと連携することで、より実践的な研究や実証実験をすすめることができます。