情報セキュリティ工学研究室

セキュアな情報システムの実現に向けたレイヤ縦断型セキュリティ評価・対策技術開発

教員

  • 教授:林 優一

    教授:
    林 優一

  • 教授:林 優一

    助教:
    藤本 大介

E-mail { yu-ichi, fujimoto }[at] is.naist.jp

研究室概要

情報セキュリティ工学研究室では、情報セキュリティをシステムに実現する際、セキュリティアンカーとなるハードウェアの安全性確保に関する研究に取り組んでいます。また、ハードウェアを基礎として構成される上位レイヤーを含めたシステム全体のセキュリティを確保するための研究も行っています。

漏えい電磁情報によるセキュリティ低下に関する評価・対策技術に関する研究

情報端末から生ずる電磁信号を通じた情報漏えいによるセキュリティ低下のリスク評価(図1)及び対策技術に関する研究(図2)を行っています。

モバイル端末に対する電磁波を介した情報漏えいのリスク評価
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図1:モバイル端末に対する電磁波を介した
情報漏えいのリスク評価

漏えい電磁波を通じた情報漏えいの対策技術の開発

図2:漏えい電磁波を通じた情報漏えいの対策技術の開発

電磁的な外乱によるセキュリティ低下に関する評価・対策技術に関する研究

ハードウェアへの電磁的な外乱によるセキュリティ低下のリスク評価及び対策技術に関する研究を行っています(図3)。

電磁的な外乱により漏えいする情報の可視化

図3:電磁的な外乱により漏えいする情報の可視化

内部回路の意図的な改変によるセキュリティ低下に対する評価・対策技術に関する研究

情報機器の内部回路を意図的に変更することで実装されるマルハードウェアによるセキュリティ低下のリスク評価及び対策技術に関する研究を行っています。

情報理論的に安全な秘密鍵共有の枠組みやプロトコルの開発

RSA公開鍵暗号やAESブロック暗号などのように計算の難しさに安全性の根拠を置こうとする暗号方式とは一線を画く研究ストリームである情報理論的に安全な暗号プロトコルの研究を行っています。

大規模電磁界シミュレーションに関する研究

漏えい及び妨害電磁波による情報セキュリティ低下のメカニズム解明及び機器の設計段階でのリスク評価を行うために必要となる大規模電磁界シミュレーションに関する研究を行っています(図4,5)。

大規模シミュレーションを用いた情報漏えい経路の可視化

図4:大規模シミュレーションを用いた
情報漏えい経路の可視化

暗号モジュール攻撃時に乱れる周囲電磁界の可視化出

図5:暗号モジュール攻撃時に乱れる
周囲電磁界の可視化

情報通信システムの信頼性に関する研究

環境電磁工学(EMC)及び機構デバイス工学の観点から電磁信号の漏えいが少なく、電磁気的な外乱にも耐性のある情報通信システムを構成する機器の設計手法に関する研究を行っています(図6)。

安価な電気素子を用いた情報漏えい抑止手法の提案

図6:安価な電気素子を用いた
情報漏えい抑止手法の提案

研究設備

ハードウェアセキュリティ評価用プラットフォーム、オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、任意及びパルス信号発生器、各種高周波プローブ、ソフトウェア無線、漏えい電磁界シミュレーションソフトウェアなどを用いてハードウェアセキュリティ評価・対策技術の研究開発を行っています。

共同研究・社会活動など

  • 文部科学省・卓越研究員事業
  • 日本学術振興会・科学研究費助成事業:基盤研究(A)(分担)×2、基盤研究(B)(代表)、基盤研究(B)(分担)、挑戦的萌芽研究(代表)
  • NEDO・IoT推進のための横断技術開発プロジェクト
  • NEDO・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)/重要インフラ等におけるサイバーセキュリティの確保
  • 国内共同研究先:東北大学、電気通信大学、神戸大学、横浜国立大学など
  • 国外共同研究先:Telecom ParisTech(フランス)、KU Leuven(ベルギー)、Missouri University of Science and Technology(アメリカ)など