サイバーレジリエンス構成学研究室

サイバースペースの高度化とレジリエンスの向上

教員

  • 教授:門林 雄基

    教授:
    門林 雄基

  • 特任准教授:宮本 大輔

    特任准教授:宮本 大輔

  • 助教:樫原 茂

    助教:
    樫原 茂

  • 助教:Doudou Fall

    助教:
    Doudou Fall

E-mail { youki-k, daisu-mi, shigeru, doudou-f}[at] is.naist.jp

研究室概要

人間社会とインターネットの関わりを考慮した研究1

今日、インターネットを活用して活発な経済活動が行われており、国民の財産を守り利用者の安心をもたらすためのセキュリティ技術はなくてはならないと考えられています。開かれたサイバースペースで起きる諸問題に対し、本研究室ではサイバーレジリエンスを中心的概念としてとらえ、その構成法について探索的研究を行っています。サイバーレジリエンスとは、製造者や利用者が間違いを起こさないことを仮定するのではなく、事故や災害が起きることを前提とした被害軽減技術や、情報システムの安全運転支援技術などを含む、幅広い概念です。

キーワード
サイバーセキュリティ、サイバーレジリエンス、ネットワークセキュリティ、インシデントレスポンス、SDN/NFV、認証技術、オペレーティングシステム、通信プロトコル、仮想マシン、クラウドサービス構成技術、クラウドセキュリティ、ネットワーク模擬実験技術、オーバレイネットワーク、モバイルネットワーク、センサネットワーク、IoTセキュリティ、位置情報サービス、Delay-/Disruption-Tolerant Network、デバイス間通信、ドローン検知、災害情報システム

サイバーレジリエンス構成法に関する課題

近年、情報システム利用時の誤認、伝達ミス、判断ミスなど様々な誤りが実社会に甚大な影響を及ぼしています。これらの利用者のミスに加えて、製品・サービスの提供事業者による設定ミス、プログラムのバグ、通信プロトコルの設計ミスなど様々な誤りが情報システムの信頼性を損なう結果となっています。これまで情報科学では、ソフトウェアやプロトコルの検証など、設計・生産工程の一部における信頼性確保について数多くの取り組みが行われてきましたが、近年のソフトウェアの部品化、サービス化、インターフェースの標準化により情報システムの合成・構築の主導権が利用者に移りつつあります。このため、部品レベルの信頼性や安全性に注目したアプローチに加えて、実働システムにおける被害軽減技術や、利用者やサービス提供事業者のミスを考慮した安全運転支援技術が求められています。そのため、これらの需給ギャップを明らかにし、利用者やサービス提供事業者も含めたサイバーレジリエンス構成法に関する研究課題を解決する必要があります。

研究課題

近年取り組んでいる研究課題例

  • インシデントレスポンスに関する研究
  • フィッシング対策に関する研究
  • 標的型メール対策に関する研究
  • 仮想マシンモニタによる異常検知システムに関する研究
  • クラウドコンピューティングにおけるセキュリティリスクの定量化に関する研究
  • IPv6ネットワーク評価用テストベッドに関する研究
  • 悪用された飛行UAVの探知技術に関する研究
  • 災害情報システムに関する研究 等
コードインジェクションの検出

コードインジェクションの検出

異常検知システムのフレームワーク

異常検知システムのフレームワーク

飛行UAVの検知

飛行UAVの検知

研究設備

  • インターネットエミュレーション設備
  • 対外ネットワーク (AIII, JGN, NSPIXP-3, WIDE)
  • モバイルインターネット実験設備
  • ネットワークセキュリティ実験装置
  • IoT(Internet of Things)デバイス
  • UAV(Unmanned Aerial Vehicle)

共同研究・社会活動など

本研究室は情報通信研究機構、情報処理推進機構、NEC、ブロードバンドセキュリティ、アラクサラネットワークス、シスコシステムズ、慶應義塾大学、東京大学、大阪大学、神戸大学、兵庫県立大学、高知工科大学、Telecom SudParis(フランス)、FORTH(ギリシャ)などと共に研究開発に取り組んでいます。また、WIDEプロジェクト、AIII、CKP、IETF等のネットワーク研究コンソーシアムに積極的に参加し、組織運営やネットワーク運用の主導的立場にもあります。数多くの産学官連携フォーラムを通じ、社会との豊富な接点を有しています。