放射線機器学研究室(国立循環器病センター研究所)

画像診断法の開発と応用を通して将来の医療に貢献

教員

  • 教授:飯田 秀博

    教授:
    飯田 秀博

  • 准教授:銭谷 勉

    准教授:
    銭谷 勉

研究室概要

本研究室は、国立循環器病研究センター研究所・画像診断医学部との教育連携研究室で、画像診断法の開発と応用研究を行っています。

高解像度ピンホールSPECT装置

高解像度ピンホールSPECT装置を独自に開発し、マウスの機能イメージングに成功しました

PET、SPECT、MRIなどの最先端の画像診断技術は、日常の診療で重要な役割を担っていますが、疾患の本質を理解することや、新しい病態の発見にも貢献しています。また、新しい治療法の客観的な評価を行うための指標としても利用されています。私たちの研究室は、情報工学の様々な技術に基づく新しい画像処理法と撮像技術の開発を行いながら、診断指標を医療の中で提案し、実証することを目指しています。

QSPECT, DT-ARG法の開発と臨床応用

新しい画像処理法と撮像技術の開発を行う一方、これらの方法の動物実験評価と臨床応用を行っています。循環器疾患の分野では、多くの治療薬の開発や、再生医療の研究開発がおこなわれていますが、この中で画像診断の技術は、限りなく無侵襲に、繰り返し観察することができるので、重要な役割を担います。中でも微量の放射性同位元素を利用するPETやSPECTなどの核医学手法や、高感度MRI撮像法は、臨床研究や動物実験においても、病態の変化や治療に基づく改善を高感度で観察することができます。私たちは、このための新しい画像撮像法や画像解析手法の開発を行っています。

情報工学出身の若い研究者と技術者の育成

また、私たちの研究領域は多くの分野にまたがっており、これにかかる医用工学研究者を中心に、医学、生物学、薬学、化学分野の一線の研究者や技術者、医療関係者、各界の企業人が協力して研究開発を実施しています。ユニークな連携であると同時に、情報交換の拠点となっています。本研究室では、将来の医療に貢献できる、情報工学出身の若い研究者と技術者の育成を目指しています。

主な研究分野

脳や心筋領域の画像診断技術の開発研究を行っています。情報工学的手法に基づき、新しい画像診断技術の開発や、既存の技術の改良、臨床研究を支える標準化に向けたプログラムの開発が主な分野です。今までに開発された成果の一部は、国内外の臨床診断や多施設臨床研究に貢献しています。

研究設備

研究用のPET装置、SPECT装置、3テスラMRI装置、血管造影装置、さらにポジトロン放出核種を生成する小型サイクロトロン、有機薬剤合成設備を有しており、最先端の画像診断機器および画像処理プログラムの開発環境が整っています。

共同研究

フィンランド国立PETセンター、東芝㈱、シーメンス・ジャパン㈱、GEヘルスケア・ジャパン㈱、日本メジフィジックス㈱、㈱モレキュラーイメージングラボ、㈱ABX-CRO(独国)など

卒業生、研究員の進路及び就職状況

国立循環器病研究センター研究所、秋田県立脳血管研究センター、カロリンスカ研究所、大阪大学(准教授)、香川大学医学部(准教授)、フィンランドPETセンター、大阪府立成人病センター、GEヘルスケア・ジャパン㈱、㈱島津製作所、㈱モレキュラーイメージングラボ、㈱テルモなど