情報基盤システム学研究室
実用性を重視した実環境を利用した研究を心がけています
教員
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教授:藤川 和利
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准教授:新井 イスマイル
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客員准教授:樫原 茂
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客員准教授:油谷 曉
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客員准教授:垣内 正年
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助教:遠藤 新
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助教:ARAYA Kibrom Desta
inet-info@is.naist.jp | |
研究室のサイト | http://inet-lab.naist.jp/ |
研究を始めるのに必要な知識・能力
情報通信に関する基礎知識、特にTCP/IPに関する知識 プログラミング能力
研究室の指導方針
入学後半年ぐらいは、研究のための基礎知識・スキルを身につけるために、研究室内プロジェクトを実施する。その後、研究室ミーティングでの議論により研究テーマを絞り込む。基本的には、学生が主体となって研究を遂行するが、定期的(週2回程度)な研究室ミーティングにおいて研究指導を行う。
この研究で身につく能力
情報通信特にインターネット・セキュリティに関する先進技術の理解、通信データやセンサデータのビッグデータ解析能力、情報科学分野における技術に関する問題点を分析する能力、問題解決策を思考する能力ならびに創造する能力、問題解決策の有用性を主張するためのプレゼンテーション力ならびにコミュニケーション力、自主的な研究遂行による自己管理能力、研究遂行時に予想外の事態に対応する応用力
修了生の活躍の場
国内通信キャリア、国内電機メーカー、情報通信系研究機関
研究内容
情報基盤システム学研究室のスタッフは、全学に対する情報処理サービス提供機関である総合情報基盤センター(ITC)のスタッフとしての役割も兼ねており、その経験や知見を活かし最先端のネットワーク技術やコンピュータネットワークに関する研究を基盤技術・応用技術の両方の側面から行っています。 また、本学附属図書館の電子図書館サービスの構築に携わり、新たなメディア管理技術に関する研究も行っています。
パーベイシブ/ユビキタスコンピューティング
データセンター/ネットワーク運用技術
クラウドコンピューティングの普及に伴い高性能化・高密度化が進むデータセン ターの運用技術に取り組んでいます。特に、ネットワーク上でデータを保存・共有するオンラインストレージのデータ管理技術、クラウドサービス基盤の資源管理・運用支援技術、通信トラフィックの経路制御に関する研究を行っています。
- 災害時に必要な通信の優先制御(QoS)に関する研究
- 平常時と災害時の通信確立の方法を切り替える等の技術開発
- 空中浮遊型メッセージフェリーを用いた情報収集システム
災害時ネットワーク(衛星ネットワーク)
セキュリティ
インターネットに接続された機器は常にマルウェアやDoS攻撃の脅威にさらされています。IoT / M2Mの普及により、従来のサーバやクライアントPCのみならず、自動車やロボット、センサーノード等、様々な機器の脆弱性の可能性やその対策が重要な課題となっています。
高性能計算(HPC)
現代のスーパーコンピュータの多くは、巨大な計算を高速に実行するために、大量の計算機をネットワークで相互接続するクラスタアーキテクチャを採用しています。こうしたシステムにおける計算性能の向上には、計算機の性能のみならずネットワークの性能も重要となります。特に、データ移動の通信トラフィックと並列分散処理の通信トラフィックの相互干渉により発生する問題に取り組んでいます。
研究設備
- 小規模計算サーバ
- ローカル5Gシステム
- 衛星インターネット通信システム
共同研究・社会活動など
- WIDEプロジェクト、サイバー関西プロジェクト
- (独)情報通信研究機構
- NTT未来ねっと研究所
- スカパーJSAT、みなと観光バス
- 日立造船
- 東京大学、大阪大学、慶應義塾大学、京都産業大学、立命館大学、神奈川工科大学